動画で見るドコモ スマートフォン――軽快に動くモデルはどれ?:Android4機種をチェック
11月8日の発表で、新たに3機種のAndroidスマートフォンがラインアップに加わった。スペックからは分からない“動作速度”はどうか。発売中のGALAXY Sとあわせ、4機種がどれだけサクサク動くかを調べた。
NTTドコモは2010年度冬春モデルとして7機種のスマートフォンを投入する予定。うち2機種はSamsung電子製の「GALAXY S」と「GALAXY Tab」、4機種は11月8日に発表した「LYNX 3D SH-03C」「REGZA Phone T-01C」「BlackBerry Curve 9300」「Optimus chat L-04C」。もう1機種の詳細は不明だが、タブレット型のスマートフォンを年度内に発売することが明かされている。
新機種を選ぶ上ではスペックや対応サービスなどに加え、いかにスピーディに動作するかも気になるポイントだ。特にフルタッチ型のモデルは、タッチパネルを押した後の反応やフリックした際の追従性などが重要だ。今回はGALAXY S、SH-03C、T-01C、L-04Cをピックアップし、ホーム画面とブラウザを操作して動作速度をチェックした。なお、SH-03C、T-01C、L-04Cについては試作機で試したため、製品版とは使用感が異なる場合があることをご理解いただきたい。
ホーム画面――どの機種もスムーズに動く
ホーム画面からは、ページの切り替えやウィジェットの確認、アプリ一覧の呼び出し、壁紙または画面の明るさ変更など「設定」から深い階層へのアクセス、などの操作を試した。
ホーム画面には目当てのページや機能に素早くアクセスできるよう、工夫を施したモデルが多い。SH-03Cは画面下部をタップするとページのサムネイルが表示される。OSがAndroid 2.1にバージョンアップしたためか、前モデルの「LYNX SH-10B」よりも軽快に操作できると感じた。
T-01Cでは画面下部のアイコンに触れると、各ページのウィジェットやショートカットが吹き出しで現れ、指を離すとスライドしながらそのページに移動する。まだチューニングが完了していないためか、ページに近づくにつれて移動速度が徐々に遅くなっていくのが気になった。アプリ一覧のスクロールや設定内の操作はスムーズだった。
L-04CはAndroid 2.2を搭載していることもあり、軽やかな動きだと感じた。動画では試していないが、機能別に大きなアイコンを表示する「ドコモメニュー」にも設定できる。
GALAXY Sはホーム画面やアプリ一覧画面に触れながら指をつまむピンチイン操作をするとサムネイルが表示されるほか、画面上部のページ数(丸い点)をタップすると、そのページへ素早く切り替わる。動きもおおむね軽快で、ストレスを感じることはなかった。
ブラウザ――T-01CとGALAXY Sが滑らか
ブラウザではITmedia +D Mobileのトップページをスクロール、記事にアクセスして「戻る」「進む」といった操作を試した。4機種ともマルチタッチに対応しているので、2本指をつまんで縮小/拡大ができるピンチイン/アウトが可能。また、ダブルタップしてページを拡大/縮小することもできるので、片手での操作時に便利だ。
スクロールやダブルタップはどの機種もおおむね快適に行えたが、ピンチイン/アウトの操作は機種によって差が出た。T-01CとGALAXY Sは滑らかに拡大/縮小できたが、SH-03CとL-04Cはやや反応が遅かった。これは(動作確認用にアクセスした)ITmedia +D Mobileのトップページの容量が大きかったことも原因の1つと思われ、ほかのWebサイトではどの機種もスムーズに拡大/縮小できたことがあった。
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