2月7日午後、関西地方でNTTドコモの携帯電話サービスが利用しにくくなる状態になった。現在は復旧している。
通信障害は同日の午後2時1分に発生。大阪府、京都府、和歌山県、兵庫県、滋賀県、奈良県の2府4県全域でFOMAの音声通話が発着信しづらくなった。ドコモによると、設備の工事中に発生した加入者交換機の故障が原因。障害は約39分後の午後2時40分に復旧した。
詳細な故障の原因や、影響人数などは現在調査中だという。ドコモには、15時45分までに202件の問い合わせが寄せられた。なおドコモでは、今回のトラブルについて「短時間で復旧したことなどからWebサイトでの告知はしない」としている。
2/8 14時追記
ドコモは2月8日、関西での通信障害についてのお詫びをWebサイトに掲載した。障害の原因は、加入者交換機と通信ネットワークを接続している機器に不具合が発生したため。
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