KDDI、auのAndroid 4.0スマートフォン向けに独自の「auウィジェット」を提供
KDDIが、「HTC J ISW13HT」以降に発売するAndroid 4.0向けスマートフォンに、独自に開発した「auウィジェット」を提供する。コミュニケーションや情報収集に役立つウィジェットを個別に用意し利便性を高める。
KDDIは4月20日、auのAndroid 4.0搭載スマートフォン向けに、おすすめ情報やコミュニケーションに便利な友達の状況、ニュースなどを配信する専用の「auウィジェット」を5月下旬から提供すると発表した。「HTC J ISW13HT」以降のAndroid 4.0以降のスマートフォンに標準搭載する。利用料は無料(3Gのパケット通信を利用する場合は別途パケット通信料が必要)。
auウィジェットには、6種類が用意されており、必要なモノを適宜ホーム画面に配置することで最新の情報を確認できる。利用できるのは「コミュニケーション」「フレンズシェア」「ニュース」「周辺情報」「auおすすめ情報」「天気」。
コミュニケーションウィジェットでは、Friends Noteと連携し、事前に登録した9人の友達から自分宛てに届いた連絡状況が一覧表示できる。友達を選ぶと、そこから電話やメール、SMS、FacebookやTwitterでの連絡が可能だ。フレンズシェアウィジェットでは、友達から共有された「au Cloud」の写真、友達がSNSに投稿した写真、友達がチェックしたニュースやおすすめ動画などがまとめて確認可能。こちらもFriends Noteと連係して動作する。
ニュースウィジェットは、全国の最新ニュースや注目ニュース、テレビの速報テロップと同じタイミングで配信される超速報ニュースなどを配信。天気ウィジェットでは、現在地の天気や雨雲レーダー、ウェザーリポートを表示する。現在地はウィジェットが自動判別するので、常に自分がいる地域の気象情報が確認できる。
また周辺情報ウィジェットでは、現在地周辺のレストランや人気スポットなどを一覧、もしくはレーダー状のグラフィックで確認できる。位置情報はauナビウォークと連携させることができ、その場所までのナビゲーションもできる。auおすすめ情報ウィジェットでは、その名の通り「auスマートパス」の人気アプリケーションやクーポンなど、auから配信されるおすすめ情報を表示する。
なお、このウィジェットはAndroid 4.0固有の機能を利用しているため、既存のAndroid 2.3ベースのスマートフォンでは利用できず、個別の提供予定もないという。既存の端末をAndroid 4.0にバージョンアップしたあと利用できるかどうかも現時点では未定だ。
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