KDDIが絵文字をリニューアル、ドコモ絵文字のデザインをベースに
KDDIが、auのEメールとSMSで使われる絵文字を5月上旬からリニューアルする。ドコモの絵文字をベースにしたデザインに変更し、ドコモにないau絵文字も新たに制作する。
KDDIが、5月上旬からauのEメール(〜@ezweb.ne.jp)とSMS(Cメール)の絵文字デザインをリニューアルする。今回のリニューアルは、NTTドコモ、KDDI、沖縄セルラー、イー・アクセスが発表した、事業者間の絵文字共通化に向けた取り組みに基づくもの。
リニューアルにより、auの絵文字はドコモのiモードメールとspモードメールで使われている絵文字をベースにしたデザインに変更される。これにより、au、ドコモ、イー・モバイル、ウィルコム端末で同じ絵文字を使えるようになる。共通化されるのがドコモで使われている213個の絵文字。イー・モバイルとの共通化については近日対応予定。
ドコモの絵文字にないau絵文字は、ドコモ絵文字を基調にしたデザインで新たに制作する。ドコモ絵文字との統一感を図るため、ドコモ絵文字の開発者である栗田穣崇氏が全絵文字を監修している。この絵文字はauオリジナルなので、他社にはない絵文字は(他社端末での)受信時に「〓」や文字で表示される。新絵文字対応機種で入力できる絵文字は、ドコモ共通の213個を合わせた390個。現在入力できるauの絵文字は497個だが、他社との互換性を高めるため、au網内でのみ流通していた絵文字107個は、新絵文字対応機種では受信のみ可能になる。
これまで使用していたau絵文字については、顔文字やねこシリーズなど、約70個をデコレーション絵文字として利用でき、端末にプリセットされる。
絵文字リニューアルの対応機種は、2012年夏以降に発売するau携帯電話とAndroid 4.0以降のスマートフォン。Android 4.0にバージョンアップした2012年夏モデル前のモデルも含む。なお、KDDIは現行モデルのAndroid 4.0へのバージョンアップの詳細について、まだ案内していない。新絵文字の提供開始日は、対応機種の発売日とOSアップデート日に準じる。また、au版iPhone 4Sの絵文字は従来どおり変わらない。
KDDIは絵文字をリニューアルした理由を「インターネット上でのコミュニケーションが多様化する中、利用頻度の高いキャリアメールによるコミュニケーションをより快適に楽しめるよう、お客さまのご要望に応えるため」としている。
関連記事
- au向けiPhone 4S、1月27日からEメールの絵文字表示が可能に
au向けiPhone 4SのEメールで、1月27日から絵文字の表示が可能になる。 - KDDI、iPhone 3Gの絵文字変換に対応
KDDIは2月24日、ソフトバンクモバイルが提供しているiPhone 3G向けメールサービス「Eメール(i)」を絵文字互換サービスに追加すると発表した。25日12時からサービスを提供する。 - iPhone 3Gの絵文字、イー・モバイルとウィルコムで相互変換がスタート
ソフトバンクモバイルは1月22日、iPhone 3Gの絵文字が、イー・モバイルおよびウィルコムの絵文字と相互変換されるようになったことを明らかにした。 - ふぉーんなハナシ:絵文字変換の参考に──iPhone絵文字変換キーワード一覧
iPhone OS 3.0では、特定の言葉を入力すると変換候補に絵文字が表示されるようになったが、これまでそのキーワードをまとめた情報がなかった。しかし、ミステリー少女漫画家の野間美由紀さんが、ブログ「Miyuki's Diary」で一覧表にまとめ公開してくれている。 - iPhone 2.2のアップデートポイントをチェックする
ソフトバンクモバイルにより「年内にアップデートがある」ことが明らかにされていたiPhone 3Gの最新ファームウェア「iPhone 2.2 Software Update」の配信が始まった。最大の目玉とされる絵文字対応や、なかなか楽しめるGoogleストリートビューなど、2.2の新機能をチェックした。 - イー・モバイルの絵文字メール、「Gmail」との相互変換に対応
イー・モバイルの携帯電話で送受信できる「EMnetメール」が、「Gmail」「au one メール」との絵文字変換に対応した。 - ケータイ絵文字、世界に Googleが標準化へ
Googleがケータイ絵文字の標準化に乗り出す。Unicodeベースの符号化に向けてデータを公開し、携帯電話各社や絵文字ユーザーからのフィードバックを募っていく。 - イー・モバイルとソフトバンクモバイル、絵文字の相互変換を開始
イー・モバイル、ソフトバンクモバイル、ディズニー・モバイルの3社は6月2日、各社間で絵文字の相互変換が可能になったと発表した。 - iモードの絵文字がau oneメールとGmailで表示可能に
iモードメールの絵文字が、グーグルのGmailやKDDIのau one メールでも表示されるようになった。 - ウィルコムとソフトバンクモバイル、絵文字の相互変換サービスを開始
ソフトバンクモバイル、ディズニー・モバイルとウィルコムは3月18日から、絵文字の相互変換サービスを開始した。 - ドコモ、au、ソフトバンクがディズニー・モバイルとの絵文字変換サービスを開始──3月1日から
NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルの3社は3月1日から、ディズニー・モバイルのサービス開始に合わせ、絵文字の相互変換サービスを開始する。 - iモードメールの絵文字変換、ウィルコムにも対応
ドコモは絵文字入りメールの他キャリア変換機能を拡充し、対応キャリアにウィルコムを追加する。これにより、ウィルコム端末とドコモ端末の間で、相互に絵文字をやりとりできるようになる。 - auの絵文字メール互換、ウィルコム端末も対象に──22日開始
KDDIは、絵文字入りメール互換サービスの対象にウィルコム端末も追加する。ウィルコムも同サービスを開始することで、相互で絵文字メールのやりとりができるようになる。 - ウィルコム、Eメールの絵文字を他キャリア端末でも表示可能に
ウィルコムは、Eメールの絵文字を他キャリア端末に送信する際、対応した絵文字に変換するサービスを開始する。1月22日からドコモとauの絵文字に対応し、ソフトバンクモバイルには今春にも対応するとしている。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.