第5回 料金、容量、基本設定――SMSとキャリアメールの基本を覚えよう:今すぐ使えるスマホレシピ(2/2 ページ)
スマホを使い始めたはいいが、もっと便利に使えることを知らないまま何となく使っている人は多い。そんなユーザーに向けて、使い方の基礎から一歩進んだ活用法を取り上げる本コーナー。第5回ではSMSとキャリアメールの基本的な使い方を紹介しよう。
spモードメールの「メッセージR」「メッセージS」とは?
spモードメールを起動し、「受信メール」タップすると、メールボックスが表示される。そのなかに「メッセージR」と「メッセージS」というものが用意されているが、これが何なのか分かっていないユーザーも多いだろう。
「メッセージR」とはドコモから届くお得な情報を配信するサービスのこと。そして「メッセージS」はドコモと提携した各企業からキャンペーンや新商品の案内などが届くサービスだ。メッセージSのみ、「メール設定」→「その他」→「メール全般の設定」→ドコモIDでログインし、「メッセージS受信設定/解除」で受信設定を変更できる。
メール着信音の個別設定への対応は?
音声通話と同じく、メールの着信音は変更できる。spモードメールの場合は「メール設定」から行う。「受信」をタップすると、メール、メッセージR、メッセージSの着信音やバイブレーション、イルミネーションを設定可能だ。ただし、アドレスごとに着信音を設定することはできず、XperiaシリーズやGALAXYシリーズにプリインされている電話帳アプリやドコモの「電話帳」アプリでは、spモードメールの着信音の個別設定には対応していない。
iPhoneの場合はメール着信音の個別設定に対応しており、詳しい設定方法については前回の記事を参照してほしい。
メールの詳細設定を変更して使いやすくする
各キャリアともユーザーに合わせた表示方法に変更できる。spモードメールの場合は、「メール設定」内の「表示」から、画面テーマや文字サイズの変更に対応する。画面テーマに関してはauの「Eメール」でも対応しており、文字サイズは3キャリアとも変更できる。ただし、文字サイズの種類はキャリアによりばらつきが見られる。
また、キャリアメールではメールの文末に自分の連絡先などを自動で挿入する「署名」機能も搭載している。キャリアメールで署名を挿入するユーザーは少ないかもしれないが、知っておいて損はない。
残念ながら、iPhoneの「メッセージ」アプリでは詳細な設定を変更することはできない。しかし、カレンダー、連絡先、メール、SMS/MMS、メモのテキストを一括で大きなサイズにする機能はある。「一般」→「アクセシビリティ」→「テキストを大きな文字で表示」と進めば、好みの文字サイズに変更可能だ。
不要な引用文はオフにしよう
PCでメールをやり取りする際、受信メールに対して返信すると、引用文が表示される。受け取ったメールを見ながら返信できるので便利ではあるが、スマホでキャリアメールを使う上では必要性を感じにくい。そんなときは、あらかじめ引用しないよう設定しておくといい。
spモードメールでは初期状態の場合、常に返信メールの作成画面に元のメッセージが表示されてしまう。これをオフにするには、「メール設定」→「引用有無設定」→「常に引用なし」にすればOKだ。同様の設定はau、ソフトバンクいずれのAndroid端末でもできるようになっている。
iPhoneの場合は、SMSでの引用返信はできない仕様だ。どうしても引用したいときは、コピー&ペーストして利用しよう。
SMSを使う | iMessageを使う | メールに写真を添付する | メールの着信音を設定する | 画面テーマを変更する | 文字サイズを変更する | 署名を設定する | 引用文の有無を設定する | |
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対応機種 | ほぼすべての現行機種 | iPhone | ほぼすべての現行機種 | ほぼすべえての現行機種 | 一部のAndroid端末 | ほぼすべての現行機種 | ほぼすべてのAndroid端末 | ほぼすべてのAndroid端末 |
料金 | 3.15円(無料の場合もあり) | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
お役立ち度 | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★★★ |
簡単操作度 | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
自慢度 | ★☆☆☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
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