写真で解説する「iPad Air」「iPad mini Retinaディスプレイモデル」(1/2 ページ)
大幅な薄型軽量化に成功した「iPad Air」と、高解像度化を果たした「iPad mini Retinaディスプレイモデル」。短時間ながら、これら2モデルを体験してきたので、フォトリポートをお届けしよう。
10月22日(米国時間)に、Appleの新型タブレット「iPad Air」と「iPad mini Retinaディスプレイモデル」が発表された。iPad Airは従来のiPadからさらに薄く軽くなり、iPad mini Retinaディスプレイモデルは、念願のRetinaディスプレイ対応を果たした。iPad Airは11月1日、iPad mini Retinaディスプレイモデルは11月中に発売される予定。
10月23日には日本でもAppleのプレスイベントが開催され、iPad AirとiPad miniを試すことができたので、各機種の見どころをお伝えしよう。
iPad Airの特徴をチェック
iPad Airは、2048×1536ピクセルの9.7インチのIPS液晶(Retinaディスプレイ)を搭載したモデル。ディスプレイの解像度とサイズは「iPad Retinaディスプレイモデル(第4世代iPad)」と同じだが、サイズはiPad Retinaディスプレイモデルの約185.7(幅)×241.2(高さ)×9.4(厚さ)ミリから、iPad Airは169.5(幅)×240(高さ)×7.5(厚さ)に縮小している。ディスプレイのベゼル(額縁)を43%小さくしたことで、幅を約16.2ミリ減らすことに成功。厚さは1.9ミリ薄くなっている。
ベゼルが狭くなったことで、持ち手の指でタッチパネルに誤って触れてしまうことが懸念されるが、指が少し画面にかかったくらいでは誤動作しないよう制御をかけている。この機能はiPad mini/iPad mini Retinaディスプレイモデルにも搭載されている。
重さはiPad RetinaディスプレイモデルのWi-Fiモデルが約652グラム、Wi-Fi+Cellularモデルが約662グラムだった、iPad AirはWi-Fiモデルが469グラム、Wi-Fi+Cellularモデルが478グラムとなり、180グラム強もの軽量化を果たしている。iPad Airを手にした第一印象は「軽い」。Appleが「世界最軽量のフルサイズタブレット」とアピールしているとおり、まさにAirと呼ぶにふさわしい製品といえるだろう。
iPad mini Retinaディスプレイモデルの特徴をチェック
iPad mini Retinaディスプレイモデルは、製品名のとおり、2048×1536ピクセルのRitina化を果たしたのが大きなトピック。画面サイズは7.9インチで前モデル「iPad mini」と変わらない。iPad Airと解像度は同じだが、画素密度は画面サイズの小さいiPad mini Retinaディスプレイモデル(326ppi)の方が、iPad Air(264ppi)よりも高い。Webサイトや電子書籍などの文字もくっきりと表示でき、読書にタブレットを活用している人にはうれしい。
サイズは前モデルの約134.7(幅)×200(高さ)×7.2(厚さ)ミリから約134.7(幅)×200(高さ)×7.5(厚さ)ミリとほとんど変わっていない(0.3ミリ厚くなった)。重さはiPad mini Wi-Fiモデルの約308グラム、Wi-Fi+Cellularモデルの約312グラムから、iPad mini RetinaディスプレイモデルはWi-Fiモデルが約331グラム、Wi-Fi+Cellularモデルが約341グラムとやや重くなった。
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