KDDIは1月10日、「Skype au」のサービスを2014年6月30日に終了することを案内した。7月1日以降、自動的に利用不可となる。
Skype auは、2010年11月からauのAndroid端末と一部のフィーチャーフォン向けに提供している通話サービス(なお、auの夏モデルと冬モデルのスマートフォンはSkype auに対応していない)。データ通信を利用する通常のSkypeと異なり、au携帯電話の音声通話と同じく、回線交換網を使って通話ができるのが特徴だ。2010年の発表当初、KDDIの田中孝司社長は同サービスを「禁断のアプリ」と紹介して話題を集めた。利用料金は月額0円または月額980円(選択するプランやパケット定額サービスによって異なる)。
KDDIは、ビデオ通話などによって高機能なサービスを楽しめる「Skype for Android」が普及したことを受けて、サービス提供を終了すると説明している。Skype auで使用中のSkype IDは、Skype for Androidに引き継いで利用できる。
あわせて、auかんたん決済によるSkypeクレジットの販売も終了する。
関連記事
- auの「禁断のアプリ」、やはりSkypeだった
報道の通り、auの禁断のアプリはSkypeだった。Androidスマートフォンに加え、BREW搭載の従来型ケータイへもSkypeを搭載する。 - 世界的な競争はこれから:スマホ向け無料通話・メッセージアプリの現状を探る(後編)
スマホの普及とあわせて利用者が急増中の無料通話・メッセージアプリ。そのインパクトはモバイル業界全体に及んでいるが、その影響はまだ出始めたばかりだ。 - スマホじゃないケータイでもSkypeが使える BREW版「Skype au」を試す(前編)
スマホ向けIP電話サービスの中でも、KDDIがAndroid向けに提供している「Skype au」はキャリア公式のアプリを使う異色の存在。さらに2011年夏以降はauケータイでも利用できるようになった。auケータイで使うSkypeとはどんなものなのか、検証してみた。 - 通話とチャットが無料に―――Androidアプリ「Skype」はどこまで使えるのか?
世界中のユーザーと無料で通話とチャットができる「Skype」。昨年11月にauが「Skype au」をAndroid端末向けに提供したことで話題になったが、現在は他社のAndroid端末でもSkypeアプリが利用できる。筆者が実際に使用した感想を交えながら、この「Skype」がどこまで使えるアプリなのかをレビューしよう。 - KDDI、「IS03」の発売と同時に「Skype au」を提供
KDDIは回線交換網を利用した「Skype au」を、同社のAndroid端末「IS03」の発売と同時に提供する。2011年11月末までは、全世界のSkypeユーザーへの通話料を無料にする。 - auのスマートフォンでSkype、今後BREW端末にも提供
KDDIがスカイプ・テクノロジーズと提携。auのスマートフォン向けに、auの携帯電話網を利用したSkypeサービスと「Skype au」アプリの提供を開始する。今後はフィーチャーフォンにも対応する予定としている。 - 「auかんたん決済」でSkypeクレジットの月額プランが購入可能に
KDDIは、auかんたん決済で購入できるSkypeクレジットに、月額プランを追加した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.