ソフトバンクが光コラボに参入 「SoftBank 光」やスマホとのセット割を3月に開始
ソフトバンクが、NTT東西の光回線(FTTH)を利用した固定通信サービス「SoftBank 光」を3月1日に開始する。スマホとのセット割サービスも合わせて提供する。
ソフトバンクBBは1月30日、NTT東西の光回線(FTTH)を利用した固定通信サービス「SoftBank 光」を3月1日に開始すると発表。2月4日より事前受付を行う。
SoftBank 光の最大通信速度は約1Gbps。月額料金は、マンション向けが3800円(税別、以下同)、戸建向けが5200円(いずれも「自動更新ありプラン」でISP料金込み)。申し込みは新規契約と、契約中の「フレッツ光」をSoftBank 光に変更する転用の2種類がある。そのほか、有料の各種オプションサービスも利用できる。契約手数料は新規、転用共に3000円。工事費は転用の際は無料で、新規契約の場合も、実質0円で工事ができるキャンペーンを実施する。キャンペーン終了期間は未定。
スマホとのセット割も
同じく3月1日より、対象となる固定通信サービスと、ソフトバンクの携帯電話向けプラン「スマ放題」の「データ定額パック」や「ホワイトプラン」をセットで割り引く「スマート値引き」も提供する。スマートフォンなどの月額料金から2年間、最大月2000円(3年目以降は最大1008円)を割り引く。3Gケータイを利用している場合は、スマ放題に加入しないと値引きの対象にはならない。
なお、SoftBank 光を利用する場合、「光BBユニット」「Wi-Fiマルチパック」「ホワイト光電話(基本プラン)」という3つのオプションを契約する必要がある。合計月1924円かかるが、固定通信サービス向けに最大月1424円割引を行うため、実質月500円で利用できる。
対象となる固定通信サービスは、以下の通り。
- SoftBank 光
- SoftBank Air
- Yahoo! BB ADSL
- SoftBankブロードバンドADSL(エンジョイBB、Nexyz.BB)
- Yahoo! BBバリュープラン
- ホワイトBB
- ケーブルライン
スマート値引きは、「家族の学割」または「のりかえ割」と併用できる。
モバイルWi-Fiルーターも割引対象に
ソフトバンクは、スマート値引きに加入したユーザーがソフトバンクのモバイルWi-Fiルーターを新規契約すると、Wi-Fiルーターの月額料金から2年間月1409円(3年目以降は月933円)を割り引く「スマート値引き Wi-Fiルーター特典」も3月1日より開始する。割引対象プランは、「4Gデータし放題フラット+」「4G/LTEデータし放題フラット」の2つ。
1月29日には、NTTドコモも光回線サービス「ドコモ光」を3月1日にスタートすることを発表している。こちらもスマホとのセット割を合わせて提供する。ISP料金を含めた月額料金は最安で戸建向けが5200円、マンション向けが4000円となっている。一概に比較できないが、ソフトバンクの方がマンション向けで200円ほど安い。
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