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ドコモ関西、大規模災害時に自社ビル開放――帰宅困難者へ非常食や携帯電話充電サービスなどを提供
NTTドコモ関西支社は、大規模災害が発生した際に帰宅困難者への支援場所として、ドコモ大阪南港ビルを解放。飲料水や非常食のほか、休憩スペースや携帯電話充電サービスなどを提供する。
NTTドコモ関西支社は4月10日以降、大規模災害が発生した際に帰宅困難者へ向けて自社ビル1カ所を開放する。
ビル内では携帯充電サービスや飲料水、非常食、休憩スペース、トイレ、毛布などをはじめテレビ・ラジオによる災害情報も提供。場所は大阪の「ドコモ大阪南港ビル」で、1Fエントランスには約70名(3平方メートルあたり1人で計算)が24時間滞在できるよう、準備を整えているという。
開放スペースはNTTドコモの安全基準に則り、安全が確認できた場合に提供するという。
リリース本文
以下、リリースの本文です。
開放を予定する関西エリアの自社ビル
1. 概要
ドコモ関西支社が所有する関西エリアの自社ビルを2015年4月10日(金曜)以降、大規模災害時の徒歩帰宅者向けの支援場所として開放します。
2. 開放する自社ビル
地域 | ビル名 | 住所 |
---|---|---|
大阪府 | ドコモ大阪南港ビル | 大阪市住之江区南港北1-9-9 |
注意 開放スペースは、エントランス等になり、ドコモの安全基準に則り、安全が確認できた場合に開放いたします。
3. 提供サービス
飲料水、非常食、毛布、トイレ設備、携帯電話充電サービス、テレビ・ラジオ等による災害情報
4. その他
災害発生に伴い、自社ビルを開放する場合は、ビルの入り口等、帰宅困難者の目に触れる場所に施設開放案内を掲示いたします。
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