待ち時間とポイントに新しい価値を 「au WALLET Market」開始、ショップの反応は?:お肉や野菜も注文できます(2/2 ページ)
auショップの店頭で無農薬野菜や名産品、ミネラルウォーターが買える「au WALLET Market」。導入店舗での反応はどんなものなのか、スタッフに話を聞いた。
店舗スタッフの反応は?
―― auショップで働いているお立場で、au WALLET Marketの説明を最初に聞かれたときどんな印象でしたか?
auショップ中目黒 小金井氏 とうとう来たな! というのが正直な第一印象でした(笑)。飽和しつつある市場でキャリア間や店舗間の違いが出しづらくなっていますので、他社との差別化になる。ショップに来ていただく大きなフックになると思いました。
―― au WALLET Marketはポイント利用の拡大と、待ち時間の活用という大きな2つの狙いがあります。まずポイントについてですが、実際に何に使えるのか? という声は多いのでしょうか。
小金井氏 多いですね。特にご利用が長い方はポイントがたまっていますが、それを十分に還元できていないのが実情です。今までは機種変更時の端末代金や修理費用に充てるケースが多かったのですが、機種変更では2〜3年に1度の利用になってしまいます。
au WALLET Marketでポイントが使える対象が増えれば、来店していただける機会が増えるなど、店舗としての可能性も広がると思います。ケータイショップは地域密着の要素が強いため、お客様との関係性強化につながると考えています。
―― auショップ中目黒はau WALLET Market導入と同時に、スマホアクセサリーの売り場もリニューアルされました。来店者の反応はいかがでしょうか。おそらく毎日のように訪れる方もいると思いますが。
小金井氏 「ずいぶん変わったね」というお声をいただいています。デジタルサイネージなど視覚的なインパクトも大きかったようです。雰囲気もより開放的にし、入りやすくなったかなと思います。
スマホケースなど関連アクセサリーも充実させました。近隣に家電量販店がないエリアですので、お近くの方はもちろん、中目黒にお越しの際はぜひ足を運んでいただければと思います。
―― au WALLET Marketの品ぞろえにはどんな反応がありましたか?
小金井氏 安さ重視、価格勝負のサービスではないのですが、もう少し手頃に買える価格帯のものがあるとご利用いただけやすいかなと思います。また定期購入するものが多いですから、その場ですぐ購入ということは少ないですね。
ただリニューアルオープンから数時間で6点売れたりと、動きがなかったわけではありません。特に反応が良かったのはコーヒーですね。毎日消費するもので価格も気になるけど、ちょっと良いものを選びたいというニーズにマッチしたようです。スタッフの中でもでも欲しいという声が多いですよ。
―― 店舗での待ち時間について教えてください。こちらのお店の平均的な来店者数や待ち時間はどれくらいでしょうか。
小金井氏 当店には1日150〜170人くらいの方が来店されます。そこからカウンターにご案内するのは平時で70人、週末や休日は100人くらいになります。時間的には夕方が混み合うのですが、その場合で平均30分程度。比較的すいているお昼時でも5分程度お待ちいただく場合があります。
その間にau WALLET Marketの商品を目にしていただければ、待ち時間への印象も変わるかなと思います。その時間が短くなるわけではありませんが……。
―― カウンターでの手続きは新規契約から機種変更、料金の見直し、または解約ということもあると思います。また使い方の相談や故障対応など、サポートも窓口対応になりますよね。どんな内容が一番多いのでしょうか。
小金井氏 今は料金関連のご相談が半分以上ですね。自分にあっているプランはどれか、また高齢の方でもスマホやタブレットに興味があり、料金プランがどう変わるのか、使いこなせるのかを知りたいという方が多いです。
―― できるだけ安く使いたい。ということだと思いますが、そこにau WALLET Marketでさらに買い物を進めるのは難しくないですか?
小金井氏 そうですね。ただお米や水など生活必需品も定期購入できますから、何度か来店していただいた上で、au WALLET Marketでの購入に切り替えていただける場合もあるかなと思います。次回の来店時に定期購読のコースを変更するなど、長期的な来店施策として見ていきたいと思います。
―― au WALLET Market導入で店頭の負担が増える面もあると思います。スマホの機種ごと、料金プランごとの商品知識に加え、さらにお米や水、コーヒーなどの説明も必要になってきます。この点はどうお考えでしょうか。
小金井氏 カタログやタブレットで選んでいただくのが中心のため、あまり難しく捉えてません。コーヒーもそうですが自分たちも欲しい、使ってみたい商材もあり、自然にお勧めできるかなと思います。
―― ありがとうございました。
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