Google Playのダウンロード数がApp Storeの2倍に(収益はApp Storeが上)──App Annie調べ:調査レポート
App Annieが、2015年のアプリストアに関する調査結果を発表した。アプリダウンロード数はGoogle PlayがApp Storeの2倍になったが、収益ではAppleがGoogle Playを大きく引き離した。
米アプリ調査会社App Annieは1月20日(現地時間)、2015年通年のアプリストアのダウンロードと収益に関する調査報告「2015 Retrospective」を公開したと発表した。
ダウンロード数は、米GoogleのGoogle Playが米AppleのApp Storeの2倍の約2億件だった。新興国市場で新規にAndroid端末を購入したユーザーによるダウンロードが貢献したという。ブラジル、インド、インドネシア、トルコ、メキシコからのダウンロードが前年からの成長分の半分を占めた。
だが、収益でみると、App StoreがGoogle Playを70%以上上回り、前年比で約90%増だった。中国、米国、日本からの購入(アプリ内購入を含む)が多かった。App Storeでは中国からのダウンロードが米国を上回ったが、収益では米国が首位を守った。
2つのアプリストアをまとめたアプリのランキングも発表した。アプリダウンロード件数のトップ3は、「WhatsApp」「Facebookメッセンジャー」「Facebook」と、米Facebookのアプリが独占した。ゲームダウンロードのトップ3は「Subway Surfers」「Candy Crush Saga」「Clash of Clans」だった。アプリ収益は「Spotify」「LINE」「Pandora Radio」、ゲーム収益は「Clash of Clans」「Monster Strike」「Puzzle & Dragons」。
レポートはこちらからダウンロードできる。
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