総務省案件が多かった年末年始、実効速度公開や料金値下げ議論の効果は?:5分で知る最近のモバイルデータ通信事情(2/2 ページ)
ドコモ、KDDI、ソフトバンクの大手3社は、総務省の要請に基づき全国各地で通信速度の実効速度を公開。また政府主導で生まれた「1GBプラン」は料金値下げにつながるのだろうか?
主要空港などで「音声通話対応」プリペイドSIMカードが充実
ビジョンと同じく、モバイルWI-Fiルーターのレンタルを行うテレコムスクエアは、訪日外国人向けのプリペイドSIMカード「Wi-Ho! Prepaid SIM」に、音声通話対応版を追加した。
販売価格はデータ通信量が1GBで5500円、3GBなら7500円で、1回10分以内の音声通話がかけ放題。新千歳、羽田、成田、関西、福岡空港にある同社カウンターで販売している。
販売価格 | 1GB:5500円 3GB:7500円 |
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有効期限 | 購入日から15日間 |
音声通話 | 1回10分までの通話がかけ放題 |
テザリング | 制限なし |
販売場所 | 新千歳、羽田、成田、関西、福岡空港のテレコムスクエアカウンター |
ネットワーク | Y!mobile |
ビジョンのKABUKI WiFiが「購入時の本人認証&利用開始時の手続不要」となっているのに対して、テレコムスクエアのWi-Ho! Prepaid SIMは購入時にパスポートなどの身分証の提示が必要だ。
少々面倒かもしれないが手続自体はテレコムスクエアのスタッフ側行うので、ユーザーは特に面倒な手続は必要無い。購入手続が終われば、ユーザーが必要な設定はAPN設定のみであり、設定の煩わしさという点はデータ通信専用のプリペイドSIMと同じだ。
このSIMカードを利用する上で注意したいのは、iOSデバイスでテザリングが利用できない可能性がある点だ。というのも、筆者が実際に2015年末にSIMカードを購入して試してみたところ、Android端末では問題の無かったテザリングが、iOS対応デバイス(具体的にはiPhone 6s)で利用できなかった。
モバイルWi-Fiルーター「MR04LN」に2016年問題が発生
NECプラットフォームズのモバイルWi-Fiルーター「Aterm MR04LN」に、2016年以降の日付が正常に取得・表示されない不具合が発生した。不具合を修正する本体ソフトウェアは1月6日に公開されたが、公開からしばらくの間はアクセス集中によって同社のサーバが不安定になるなど混乱した。
モバイルWi-Fiルーターで正しい時刻表示ができなくなるのは珍しい不具合といえる。今回は時刻だけでなく、毎月のパケット通信量も正常にカウントされなくなるなどの影響があった。
同社製のモバイルWi-Fiルーターは前モデルである「Aterm MR03LN」に、本体ソフトウェアの更新後に海外のSIMカードで4G LTEが利用できなくなるという問題があった。
MR04LNは今回のソフト更新後も問題無く海外SIMで4G LTEが利用できている。海外に渡航してMR04LNを使う機会も多いため、本体ソフトウェアの更新によって海外SIMで4G LTEが利用できなくならないか心配だったが、今のところその心配は杞憂といえる。
MR04LNについては、メーカーが公式に「SIMロックフリー」であることをアピールしているため、MR03LNで発生したようなトラブルは発生する可能性は低そうだ。
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