MMDが中古端末に関する購買動向を調査――利用率は2.7%、下取りプランは16.9%が利用
MMD研究所が行った「2016年中古端末に関する購買動向調査」によると、中古端末の利用率は2.7%で、以前利用していた端末は「そのまま持っている」が約6割となった。また、下取りプランの利用は16.9%となっている。
MMD研究所は、4月22日に「2016年中古端末に関する購買動向調査」の結果を発表した。調査対象は15歳以上のスマートフォンを所有する男女2213人、調査期間は4月8日〜4月12日、調査方法はインターネット調査となる。
これによると、現在利用している端末は「新品で購入したAndroidスマートフォン」が29.9%、「新品で購入したフィーチャーフォン」が29.6%「新品で購入したiPhone」が27.6%となり、中古端末の利用はすべての機種を合わせて2.7%となった。また、以前利用していた端末については「そのまま持っている」が59.9%で最多となり、次いで「通信業者の下取りプランにだした」が16.9%となる。
中古端末の購入について「抵抗がある」「やや抵抗がある」は計77.7%で、男女別で見ると男性は計68.9%、女性は計86.7%と、女性のほうが中古端末への抵抗感が強いことが明らかとなった。
中古で端末を購入したという回答者以外に、今後の購入意欲を聞いたところ「とても購入したいと思う」「やや購入したいと思う」は合わせて11.1%に。通信キャリア別で見てみると、格安SIM利用者は「とても購入したい」「やや購入したい」を合わせ、購入意欲は16.0%あることが分かった。
リリース本文
以下、リリースの本文です。
2016年中古端末に関する購買動向調査
中古端末の利用率は2.7%
15歳以上の男女(N=2,213)を対象に、現在所有している携帯電話・スマートフォンについて聞くと「新品で購入したAndroidスマートフォン」29.9%、「新品で購入したフィーチャーフォン」29.6%「新品で購入したiPhone」27.6%と続いた。中古端末の利用については、「中古で購入したAndroidスマートフォン」1.3%、「中古で購入したiPhone」0.7%、「中古で購入したフィーチャーフォン」0.5%、「中古で購入したその他のスマートフォン」0.2%と合わせて2.7%の利用率となった。
以前利用していた端末「そのまま持っている」が約6割、下取りプランの利用は16.9%
携帯電話・スマートフォンを利用している15歳以上の男女(N=2,056)を対象に、以前利用していた携帯電話・スマートフォンについて聞くと、「そのまま持っている」が59.9%と最多となり、「通信業者の下取りプランにだした」が16.9%と続いた。
中古端末への抵抗感、8割弱が「抵抗あり」、男女では異なる結果に
中古で端末を購入したという回答者を除いた携帯電話・スマートフォンを利用している15歳以上の男女(N=1,996)を対象に、中古端末購入に抵抗があるかどうかを聞くと「抵抗がある」43.7%、「やや抵抗がある」34.0%と合わせて77.7%となり、8割弱が中古端末に対して、抵抗があるという結果となった。
つづいて、男女別に見てみると男性では「抵抗がある」36.5%、「やや抵抗がある」32.4%と合わせて68.9%、女性では「抵抗がある」51.0%、「やや抵抗がある」35.7%と合わせて86.7%と、男女で17.8ポイントの差があり、女性の方が中古端末への抵抗感が強い結果となった。
中古端末の購入意向は約1割、格安SIM利用者では16.0%が「購入意向あり」
中古で端末を購入したという回答者を除いた携帯電話・スマートフォンを利用している15歳以上の男女(N=1,996)を対象に、今後中古端末を購入したいかどうかを聞くと、「とても購入したいと思う」が3.9%、「やや購入したいと思う」が7.2%と、合わせて11.1%となり、中古端末の購入意向は約1割という結果となった。
これを現在契約している通信キャリア別で見てみると、格安SIM利用者(N=106)では「とても購入したい」2.8%、「やや購入したい」13.2%と合わせて16.0%が中古端末の購入意向があることがわかった。
関連記事
- MMD、2016年4月の格安SIM通信速度を発表――下り速度上位はFREETEL、UQ mobile、楽天モバイル
MMD研究所は、4月21日に全国主要5都市で行った「2016年4月格安SIMサービス通信速度調査」の結果を発表。下り速度を箱ひげ図で見た際、中央値が高かったのはFREETEL、UQ mobile、楽天モバイルとなった。 - iPhone SEの購入意向は19.7% 約1割が格安SIMで利用予定――MMDの調査
MMD研究所が行った「iPhone SEの購入意向調査」によればiPhone SEの購入意向は19.7%で、そのうち約1割が格安SIMでの利用を予定していることが分かった。 - 格安SIMの利用者は11.5%、女性比率が高いのはイオンモバイルと楽天モバイル――MMD調べ
MMD研究所が、格安SIMサービスの利用動向調査の結果を発表。対象は15〜69歳の男女3万5061人。調査の結果、格安SIMサービスを利用している人は11.5%で、利用端末はAndroidスマホが最多だった。 - 毎月のデータ通信量は何GB?――MMDのスマホに関する意識調査
MMD研究所は、スマートフォンユーザーを対象とした「スマートフォンに関する意識調査」を実施。5割以上が契約前後で何らかのギャップがあったと回答した。 - 2015年4〜9月に購入したスマホはiPhoneよりAndroid――MMDの調査
MMD研究所は、2015年4月〜2015年9月にスマートフォンを購入したユーザーを対象とした「2015年4月〜9月スマートフォン購入に関する定点調査」の結果を発表。53.1%がAndroid搭載端末を購入していたことが分かった。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.