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iOS 10で「iMessage」が大幅進化、手書きやエフェクトなど Android版は発表されず

秋公開のiOS 10では、「iOSの中でもっと使われているアプリ」という標準メッセージアプリ「iMessage」の大幅アップデートが行われる。

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 Appleは6月13日(現地時間)、開発者向けイベント「WWDC 2016」の基調講演で次期モバイルOS「iOS 10」を発表した。一般向けの配信は秋の予定。

 そのiOS 10では、「iOSの中でもっと使われているアプリ」という標準メッセージアプリ「iMessage」の大幅アップデートが行われる。うさわされていたAndroid版の発表はなかった。

iMessage
iOS 10のiMessage。URLがあると、そのサイトの内容を表示できるようになる

 新バージョンでは、メッセージにURLが含まれる場合、サイトの内容を表示するリッチリンクに対応。YouTubeでは動画をiMessage内で再生できるようになる。また画像を送信する場合、カメラや写真アプリに遷移せず、メッセージ画面のまま撮影やアルバムから写真を選べるなど、シームレスな使い勝手となるようだ。

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カメラアプリに遷移せず、メッセージ内で写真撮影が可能に
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撮影済みの写真もメッセージ内から選択できる

 さらに絵文字の表示サイズを3倍の大きさにできるほか、入力した単語をワンタップで絵文字に置き換えることも可能に。ただし、デモは英語で行われたため、日本語でも同様の機能が提供されるかは現時点で不明だ。

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絵文字を3倍大きく表示できる
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入力した文字を絵文字に置き換えることも
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絵文字にはワンタップで置き換え

 メッセージを表示する吹き出しには視覚効果(エフェクト)も用意。徐々に文字が現れる、文字が徐々に大きくなる、写真をぼかして相手がこすると表示されるといった効果を付けられる。より簡単にコミュニケーションできるよう「いいね!」に相当するボタンと、気持ちをしっかり使えるための手書きにも対応。Apple Watchの手書きコミュニケーション機能「Digital Touch」もサポートした。

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吹き出しにエフェクトをかけられる
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エフェクトは画像でも有効
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タップするとくもりが晴れるという演出
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手書き機能も用意
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「Digital Touch」にも対応した
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フルスクリーン表示も可能
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写真に手書きメッセージを添えるなど、合わせ技も

 iOS 10のiMessageは、APIをほかのアプリに公開することも合わせて発表された。他のアプリで作成・配信されたスタンプやアニメを送信できるようになるほか、モバイル決済用のコードを送るといった使い方も想定している。

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ほかのアプリにAPIを開放
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別アプリで作ったスタンプやアニメGIFを送ることが可能に
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個人間決済でも活用できそうだ

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iMessage | iOS | 絵文字 | 手書き | WWDC


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