調査リポート
スマホユーザーの約10%がMVNOを利用 ニールセンが調査
ニールセンが「スマートフォン・メディア利用実態調査」の結果を発表。スマホユーザーの86%が大手3キャリアを契約しているが、MVNO利用者も全体の10%と2015年6月から倍増した。
ニールセンは、7月7日に「スマートフォン・メディア利用実態調査」の調査結果を発表した。スマートフォンを保有し、インターネットを利用している全国13〜69歳の男女計2989人が対象で、調査期間は6月7日〜6月8日。
調査によると、スマホからネットを利用するのは2016年5月時点で5570万人と、PCから利用するユーザーの1.3倍となった。スマホで契約しているキャリアは大手3キャリアが86%を占めているが、MVNO利用者も2015年6月と比べ全体の5%から10%に倍増した。
また、MVNO契約者の割合をスマートフォンを利用し始めた時期別に比較すると、スマートフォンの利用歴の短いユーザーほどMVNOを契約している割合が高いことが分かった。特に1年以内に使い始めたユーザーの4人に1人がMVNOを契約している。
購入したいと考えている端末について聞いたところ、大手キャリアのスマートフォンを検討しているユーザーが最も多いものの、2015年6月時点より微減。一方、SIMロックフリースマートフォンを検討しているユーザーは2015年6月時点から5ポイント増加し、21%となっている。
関連記事
- MM総研、国内MVNOの利用状況を調査――「価格が高くてもキャリアの方がよかった」は少数
MM総研は、国内MVNOの利用状況に関する調査結果を発表。利用者の満足度は62.7%、推奨意向は67.9%で、「価格が高くてもキャリアの方がよかった」は少数にとどまった。 - 格安SIMの契約数は539.4万回線、シェアは「楽天モバイル」が3位に
MM総研は、国内MVNO市場の2016年3月末実績を発表。MVNOサービスの総契約回線数は2016年3月末時点で4717万回線、独自サービス型SIMの契約回線数は539.4万回線と前年比65.5%増となった。 - 格安SIMユーザーの6割以上が大手キャリアからの切り替え――MMDのスマートフォン定点調査
MMD研究所は「2015年10月〜2016年3月スマートフォン購入に関する定点調査」の結果を発表。購入時に重視したのは「操作性のよさ」「バッテリーの持ち」「画面の大きさ」などで、端末の利用期間は「2年〜2年半」が最多に。また格安SIMユーザーの6割以上が大手キャリアからの切り替えという結果が出た。 - SIMフリースマホの購入時に重視することは?――MM総研が調査
MM総研は、SIMロックフリースマートフォン利用者の購入実態および満足度についての調査を実施。総合満足度は61.1%で、他人への推奨度は52.3%に。平均購入価格は3万2418円で、購入時に最も重視するのは「端末価格」なのが分かった。 - 格安SIMのシェア1位は「OCN モバイル ONE」が維持――MM総研の国内MVNO市場調査
MM総研は、国内MVNO市場の2015年9月末実績を発表。MVNO回線契約数は前年比88.9%増の3642万回線となり、2016年3月の4000万回線突破は確実とみられる。格安SIMのシェアは引き続き「OCN モバイル ONE」がトップだった。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.