ソフトバンク、訪日旅行客向けプリペイドSIMを発売 「富士山」と「キティ」の2デザインを用意
ソフトバンクが、訪日旅行客向けのプリペイドSIMカードを発売する。1枚で通常・Micro・Nanoの3サイズに対応できるマルチサイズSIMで、日本らしさを楽しめる「富士山」「ハローキティ」の2種類のデザインを用意する。
ソフトバンクは10月27日、訪日旅行客向けのデータ通信専用プリペイドSIMカード「Prepaid SIM for Travel」を11月中旬以降に発売することを発表した。参考価格は2480円で、ソフトバンクショップ、家電量販店や空港の「ソフトバンクレンタルカウンター」などで取り扱う。
Prepaid SIM for Travelには、1GB・31日間のデータ通信サービスが標準で付帯する。利用開始時にはカメラ撮影機能の付いた携帯電話などでパスポート(旅券)原本を撮影して本人確認を行う必要がある。
容量を使い切った場合、または有効期限を過ぎた場合は通信できなくなる。この場合、Prepaid SIM for Travelの専用Webサイトで追加プランを購入できる。プランは発表時点では「500MBプラン」(税込1620円:500MB・31日間有効)のみ用意している。購入にはVisa/MasterCard/JCBいずれかのブランドの付いたクレジットカードが必要だ。
なお、SIMカードの契約(開通)日、あるいは追加プラン購入日から360日以内に再度プラン購入をしなかった場合は自動解約となる。
通信エリアは、「SoftBank 3G」「SoftBank 4G」「SoftBank 4G LTE」の各エリアとなる。そのため、利用に当たっては以下の周波数帯(Band)に対応したSIMロックフリー端末をあらかじめ用意する必要がある。
- LTE(FD-LTE/TD-LTE): Band 1(2100MHz)/3(1700MHz)/8(900MHz)/41(2500MHz)
- 3G(W-CDMA/UMTS): Band 1(2100MHz)/8(900MHz)
訪日旅行客に日本らしさを体感してもらうべく、SIMカードのデザインは「富士山」「ハローキティ」の2種類を用意している。また、このSIMカードは「マルチサイズSIM」となっており、くりぬく部位によって通常、Micro、Nanoのいずれのサイズにも対応できる。
データ通信の接続先(APN)設定は、iOS端末(iPhone/iPad)の場合は不要。モバイルデータ通信の設定で「4Gをオンにする」を有効にするだけでよい。Android端末など、その他の端末を利用する場合は、別途APN設定が必要となる。
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