思いのほか簡単に扱える――Motorolaの合体カメラ「Hasselblad True Zoom」で遊ぶ:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(4/4 ページ)
Motorolaから、合体するカメラモジュールが登場した。その名も「Hasselblad True Zoom」。同社のスマホ「Moto Z」「Moto Z Play」と組み合わせて使ってみた。
Hasselblad True Zoomで楽しむならMoto Z Playを選ぶのがいいかも
最後に自撮りも。インカメラはMoto ZもMoto Z Playも同じ5Mサイズ。自撮り時は美肌処理のメニューが現れる。
イマドキのハイエンドスマホカメラはインカメラも8Mサイズが主流だが、5Mでもちゃんと美肌がきれいにかかっていて悪くない。
まあそんなわけで、実に面白い合体メカなのであった。合体メカって多くの人が思いつくけど、実際に製品にできるかとなると話は別で、しかも磁石でくっつくので思いのほか簡単に扱えるのである。これはよい。
ただ、スマホにプラスして10倍ズームカメラモジュールとなると、心配なのはコストパフォーマンスだ。
カメラモジュール Hasselblad True Zoomは2万8800円(税別、以下同)。スマホ本体はMoto Zが8万5800円。Moto Z Playが5万3800円。
カメラモジュールと同時に買うとなるとMoto Zは10万円を超えちゃう。Moto Zの方が全体的に性能は上で薄いとはいえ、Moto Z Playも実用十分な性能だし、バッテリーの持ちもいいし、カメラ性能の差はどうせカメラモジュールをつけちゃえば同じってことで、Moto Z Playと合わせちゃうのがコストパフォーマンス高くてよいかと思う。
価格的には別途同等性能(裏面照射型CMOSセンサー搭載で10〜12倍ズーム)のコンデジが実売2万円程度なので、そっちの方が安いくらいだが、撮った写真をその場でバックアップしたり5.5型の大画面で鑑賞したりシェアしたり、両方持ち歩くとかさばることを考えたら、十分競争力があると思う。スマホと一体化しているおかげで、撮ったらすぐアプリでいじれるし、シェアできるし、送れるのだ。
関連記事
- 日本で再起を図るMotorola――「Moto Z」や「Moto Mods」の反響は「極めて良かった」
2016年はMotorolaブランドのスマートフォンが多く市場に投入された。7月にはDSDS対応の「Moto G4 Plus」、10月には高スペックの「Moto Z」、そしてスマホの機能を拡張する「Moto Mods」も登場。攻めの姿勢が続くMotorolaの日本での戦略を聞いた。 - モトローラ、背面モジュールで拡張できる「Moto Z」「Moto Z Play」を国内投入
背面にモジュールを装着することで機能拡張できるMotorolaのAndroidスマートフォンが、日本でも登場する。ハイエンドのフラッグシップモデルと、ミドルレンジモデルの2本立てで10月中旬から順次出荷される予定だ。 - 「Moto G4 Plus」「Moto Z」「Moto Z Play」がAndroid 7.0にバージョンアップ
モトローラ・モビリティ・ジャパンは、1月31日にSIMフリースマホ「Moto G4 Plus」「Moto Z」「Moto Z Play」をAndroid 7.0へバージョンアップ。「マルチウィンドウ」などに対応するほか、独自機能も強化する。 - Lenovo、JBLスピーカーなどの背面モジュール追加可能なスマートフォン「Moto Z」発表
Lenovoが、買収したMotorolaのAndroid端末ブランド「Moto」の最新フラッグシップ「Moto Z」および上位モデルの「Moto Z Force」を発表した。背面にマグネットで追加する「Moto Mods」モジュールが特徴だ。JBLのスピーカーや拡張バッテリーパック、プロジェクターなどのModが用意されている。 - iPhone 7 Plusとの違いは?――「ZenFone 3 Zoom」のカメラを試す+「ZenFone AR」も
ASUSがCES 2017で発表した「ZenFone 3 Zoom」は、iPhone 7 Plusと同様のデュアルカメラを採用している。7 Plusのカメラとは何が違うのだろうか?
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.