iモードケータイの「代用」になる? VoLTE対応spモードケータイを試す(メール・Webブラウズ編)(2/3 ページ)
NTTドコモがiモード携帯電話の出荷を終了した。機種変更先の1つとしてドコモが提案しているのが、VoLTE対応のspモード携帯電話だ。果たして、iモード携帯電話の「代用」として便利に使えるものなのだろうか? 今回はメールとWebブラウズについてレビューする。
LINE:スマホとほぼ同じ機能に対応 ただし注意点はいくつかある
現在の日本では、年代によっては電話やメールよりも「LINE」を使ってやりとりをすることが多い。iモードケータイでもLINEは使えるが、トーク(チャット)のやりとりがリアルタイムではなく、スタンプも使えない。直接会話した方が早いと思ってもビデオ通話や音声通話もできない。ある意味で「コミュニケーション不足」になる可能性があるのだ。
その点、SH-01JやP-01JではAndroid版とほぼ同じ仕様のLINEアプリを利用できる。トークのやりとりはリアルタイムで、スタンプの利用やLINEユーザー同士の音声通話もできる。スマホを使ってLINEをやっている人とも、スマホとほぼ同様にコミュニケーションができるのだ。
アプリの初回利用時には最新のLINEアプリをダウンロードするために通信が発生する。また、モバイルデータ通信中(Xi/FOMAでのデータ通信中)にトークなどのやりとりをリアルタイムにしたい場合には、通信制限を“しない”ように設定する必要がある。LINEのメリットを最大限に生かしたい場合は、パケットパックを契約するか、常に無線LAN(Wi-Fi)のある環境で利用することをお勧めしたい。
標準状態ではLINEアプリのモバイルデータ通信は制限されているが、一時的または常時解除することもできる(左)。端末設定の「データ通信制限」ではその他のアプリを含めた通信制限を個別設定することもできる(右)(画像はSH-01Jの場合)
また、アプリの仕様上、通常の方向キーだけでは操作しきれない場面もある。そのような場合、SH-01Jでは「タッチクルーザーEX」、P-01Jでは「ポインタモード」「フリックモード」を利用して操作することになる。両機種ともに、発話キーでオン/オフあるいはモードを切り替えられる。
なお、SH-01J・P-01JのLINEアプリでは、主に以下の機能が“非対応”となっている。
- LINE Out(一般電話への発信機能)
- LINE Payの利用登録
- 別途アプリが必要なLINEサービス(「LINE MUSIC」など)との連携
- スタンプや着せ替えテーマの購入
なお、スタンプと着せ替えテーマについては、PCの「LINE STORE」で購入したものをダウンロードして使うことはできる。新しいスタンプが欲しくなった場合は、PCから購入するようにしよう。
スマホと比べると一部機能に対応しない制約はあるが、「LINEを使ったコミュニケーション」という観点では制限はない。「LINEじゃないとなかなか連絡が付かない人」とも、これで問題なく連絡を取りあえる。これは良いことだ。
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