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Microsoft、「Windows Phone 8.1」のサポート終了
MicrosoftのモバイルOS「Windows Phone 8.1」のサポートが7月11日で終了した。同OSは、2014年7月公開だった。現行の「Windows 10 Mobile」のモバイル版Windows全体でのシェアは20.3%という。
米Microsoftは7月11日(現地時間)、「2017年にサポートが終了する製品」ページを更新した。同ページの2017年7月11日に終了するサポート一覧に、「Windows Phone 8.1」が表示された。
同日から、Windows Phone 8.1向けのセキュリティ更新プログラムやセキュリティ以外の更新プログラム、無料/有料のサポートオプション、オンラインテクニカルコンテンツの更新は提供されなくなる。
Windows Phone 8.1は、2014年7月に公開されたMicrosoftのモバイルOS。Cortanaを搭載するなど、大きなアップデートで、Nokiaの「Lumia 930」に搭載された他、日本でも2015年6月に同OS搭載のWindows Phone端末「MADOSMA Q501-WH」が発売された。
MicrosoftはモバイルOSの「Windows Phone」という名称をバージョン8.1で終了し、2015年5月に発表した「Windows 10」に合わせて「Windows 10 Mobile」としている。
Windows Mobile向けアプリ広告を手掛けるリトアニアAdDuplexの6月の調査によると、モバイル版Windowsのバージョン別シェアで、Windows 10 Mobileは20.3%だった。
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