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ドコモの「シェアパック」、回線ごとに上限容量を設定可能に 9月1日から
NTTドコモの「シェアパック」において、回線ごとに通信容量の上限を設定できるようになる。合わせて、「シェアパック分割請求オプション」において指定回線にのみ等分請求する設定を新たに用意する。
NTTドコモは9月1日、家族向けパケットパック「シェアパック」のサービス仕様を一部変更する。回線ごとに通信容量の上限を設定できるようになるほか、「シェアパック分割請求オプション」において指定回線にのみ等分請求できる設定を新たに用意する。
回線ごとの容量上限設定
自分はほとんど通信していないのに、家族の誰かが大量に通信したせいで家族全員に通信速度制限(上下最大128kbps)がかかる――シェアパックでは同じシェアグループに属する全ての回線が通信容量を共有しているために、このような問題がよく発生する。
そこで9月1日から、回線ごとに1GB単位で上限通信容量を設定できるようにする。設定した上限に到達した回線は当月末まて通信速度制限がかかるが、その他の回線は設定した上限容量あるいはシェアパックの上限容量に到達しない限り通信速度制限はかからない。
シェアパック分割請求オプション(指定回線での等分)
現行のシェアパック分割請求オプションでは、以下のシェアパック関連料金をシェアグループの全回線で等分請求することができる。
- シェアパック定額料
- 「ずっとドコモ割」の割引額
- シェアオプション定額料
- スピードモード・1GB追加オプション利用料
9月1日からは、シェアパック関連料金を指定した回線でのみ等分できるようになる。指定された回線では、指定外回線のシェアオプション定額料(月額500円/回線)以外の関連料金が等分請求される。指定外回線については、回線ごとにシェアオプション定額料を支払うことになる。
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