「Google Home」を使うメリットを整理する(1/2 ページ)
「Google Home」が10月6日に発売される。いわゆるスマートスピーカーだけど、何ができて、どんなメリットがあるのか? 5日の発表内容をもとにまとめた。
Googleアシスタントを搭載したスマートスピーカー「Google Home」が10月6日に、より小型の「Google Home Mini」が10月23日に発売される。
Google Home(以下、Miniも含める)では何ができて、どんなメリットがあるのか? 10月5日の発表内容をまとめつつ、Google Homeで「できること」と「注目すべきポイント」をあらためて整理する。
Google Homeが役立つシーン
毎朝の情報確認が短時間で可能に
朝起きて「OK Google、おはよう」と話しかけると、あいさつを返してくれるのと同時に、その日の天気、気温、職場までの交通情報、その日の予定などを教えてくれる。あいさつだけでここまで話してくれるのは、何とも気が利いている。「最新のニュースを教えて」と話しかけると、ニュースが音声で流れる。ニュースは新聞社を中心に配信する。音声もデモを聞いた限りは、テレビやラジオと変わらない自然なものだった。
これまでスマートフォンで確認していたことが、話しかけるだけで確認できるようになるのは確かに便利。朝食を作りながら/食べながら、または着替えながらでも音声なら聞けるので、時間の節約にもつながりそうだ。
また「○○座(星座)の運勢は?」「今日は何の日?」といった問いにも答えてくれる。話しかけるだけでよいなら、スマホで調べるよりもお気軽。気付いたら占いや何の日の確認が日課になる……かもしれない。
子どもとの会話のきっかけに
Google Homeでは、さまざまな調べ物もできる。例えば「月までの距離は?」「○○(動物)の鳴き声は?」といった質問にも答えてくれる(鳴き声は実際の声を流してくれる)ので、子どもから聞かれた素朴な質問にも答えてくれそう。また子どもに「興味のあること、知りたいことを聞いてごらん」という具合に勧めれば、コミュニケーションのきっかけにもなってくれる。
単純に調べ物をしたい
もちろん、自分がちょっと調べ物をしたいときにも活躍してくれる。「ケータイを中国語で」「25かける83は」「カレーライスは何キロカロリー?」など、Webからも調べられるが、スマートフォンを取り出して文字を打ち込むよりは音声の方がスムーズだろうし、翻訳なら発音も同時に分かって便利だ。
料理中のパートナーに
日本のGoogle Homeは「楽天レシピ」と連携しており、使いたい食材を話しかけるだけで、オススメの料理を提案してくれ、レシピをメールで送ってくれる。
「○○をショッピングリストに追加して」と話すと、スマートフォンのGoogle Homeアプリでその内容を確認できるので、スマホでメモを取る手間が省ける。
キッチンタイマーも音声で設定できるほか、複数のタイマーを個別に設定することもできる。料理中に手が汚れていてスマホに触れないときに役立つ。
音楽や動画を楽しむ
Google Homeに話しかけるだけで、対応サービスの音楽と映像を開始できる。現時点で対応するのは音楽が「Google Play Music」「Spotify」「うたパス」「radiko.jp」、映像が「YouTube」「Netflix」「ビデオパス」。
スマートフォンでこれらのアプリを起動している必要はなく、例えば「JUJUの曲を再生して」などと話しかけるだけで音楽がスタートする。スマートフォンで再生している音楽をBluetooth転送してGoogle Homeで出力することもできるが、やはり音声で操作する方が楽しそうだ。Apple MusicやAWAなど、他の音楽サービスの対応にも期待したい。
映像サービスについては、Chromecastと一緒に使うことで、「Netflixでフラーハウスを再生して」などと話しかけるだけで映画やドラマの再生が始まる。
暇なときに会話相手になってくれる
「疲れた」「今何してるの?」「なぞなぞを教えて」「結婚して」「ダジャレを言って」などと話しかけると、予期せぬ楽しい回答が返ってくるかもしれない。明確な目的はないけど、ちょっとした話し相手になってくれるのもスマートスピーカーならでは。もちろん既存のGoogleアシスタントでもできることだが、スマホを起動せずに使えるのがミソ。気付いたらGoogle Homeが友達になっているかも?
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