2017年度上期のスマホ出荷台数は前年比12.9%増 SIMフリーはHuaweiがシェア1位
MM総研は、2017年度上期(2017年4月〜9月)の国内携帯電話端末の出荷台数調査結果を発表。総出荷台数は前年比7.6%増の1634.6万台と過去最低を記録した昨年度上期からV字回復し、スマートフォン出荷台数は前年同期比12.9%増の1373.6万台で、2012年度上期に次ぐ2番目を記録した。
MM総研は、11月15日に2017年度上期(2017年4月〜9月)国内携帯電話端末の出荷台数調査結果を発表した。
総出荷台数は前年比7.6%増の1634.6万台で、2000年度に統計を開始から過去最低を記録した2016年度上期と比べてV字回復をみせた。スマートフォンの出荷台数は前年同期比12.9%増の1373.6万台で、上期としては2012年度上期に次ぐ2番目を記録している。一方、フィーチャーフォンは前年同期比13.6%減の261万台で、2000年度の統計開始以来過去最低となった2016年度上期を下回った。
総出荷台数に占めるスマートフォン出荷台数比率は84.0%、フィーチャーフォン出荷台数比率は16.0%。SIMロックフリースマートフォン出荷台数は前年同期比20.4%増の144.6万台で、スマートフォン出荷台数全体に占めるSIMロックフリー比率は10.5%と微増している。
2017年度上期のメーカー別出荷台数シェア1位はAppleで、総出荷台数でのシェアは37.2%。2位はシャープ、3位は京セラ、4位は富士通、5位はソニーモバイルコミュニケーションズ。
スマートフォン出荷台数シェア1位はAppleで44.2%、2位はソニーモバイルコミュニケーションズ、3位はシャープ、4位はSamsung、5位は富士通。
SIMロックフリースマートフォン市場に限定したメーカー別台数シェア1位はHuaweiで、「P9 lite」「P10 lite」「nova lite」など2〜3万円台の端末が好調に売れたことが大きかった。
同社では、2017年度の総出荷台数は前年度比2.5%増の3740万台(うちスマートフォン出荷台数3170万台)と予測。以降、2018年度は3720万台、2019年度は3550万台、2020年度は3670万台、2021年度は3560万台と予測する。
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