Xperiaはライバルに「遅れ」を取っている?/大手キャリア自ら扱う「セカイルーター」:Mobile Weekly Top10
「Xperia」人気の強さがうかがえた今回のランキング。しかし、その前途にはライバルとの競争が待っています。
ITmedia Mobile Weekly Access Top10
2018年5月28日〜2018年6月3日
- ソニー「Xperiaは開発、商品化スピードが他社に劣後している」――5G時代に向けて、逆転できるチャンスはあるのか
- 「iOS 11.4」配信開始 iCloudに「メッセージ」保管、「AirPlay 2」など
- 国内3キャリアが「Xperia XZ2」を5月31日に発売 税込実売価格は9万円台半ば〜10万円台前半
- Xperia XZ2シリーズはどれが買い? 3機種の特徴や使い勝手を比較する
- ASUS、「ZenFone 4 Max」を1万9800円に値下げ
- Y!mobileが「クラウドSIM」対応ルーターを採用した理由は? ソフトバンクとuCloudlinkに聞く
- どれを選ぶ? 夏のデュアル/トリプルカメラ搭載スマホの違いを理解する
- 「1日90円」プラスで海外データ通信! Y!mobileからクラウドSIM搭載の「セカイルーター」登場
- au初のスライドケータイ「WIN W22H」(懐かしのケータイ)
- フロントデュアルカメラの「Galaxy A8(2018)」がアジア女子に人気らしい
今回のITmedia Mobile Weekly Top10は、2018年5月28日から6月3日までのアクセスを集計し、ランキング化しました。
ここ3週間ほど、ソニーモバイルコミュニケーションズのスマートフォン「Xperia」に関する記事がランキング上位に入ることが多いですが、今回もXperia関連記事が3つランクインしています。
1位の「ソニー『Xperiaは開発、商品化スピードが他社に劣後している』――5G時代に向けて、逆転できるチャンスはあるのか」は、石川温さんのメールマガジン「石川温のスマホ業界新聞」からの記事です。
前回のランキングで3位に入ったXperia不調の要因は『商品力強化の遅れ』 IR Day 2018で語られた、復権への道筋」にもありますが、ソニー全体として昨今の業績は好調ですが、スマートフォン端末事業(≒Xperia)は、海外ではライバルとの競争によって苦戦を強いられている状況です。
最新の中期経営計画において、ソニーはヨーロッパにおいてキャリア(通信事業者)とのパートナーシップを強化しつつ、オープンマーケット、つまりキャリアを通さないSIMロックフリー市場での販売も強化する戦略を取る方針を示しています。一方、日本ではXperiaの得意とするハイエンドスマートフォン市場はキャリア経由での販売が圧倒的に強いため、同じような戦略を取れるかどうかは難しいところです。
前回も言った通り、Xperiaにとっての“正念場”はこの2〜3年にあると思われます。私たちをアッと言わせるようなモデルの登場に期待したいです。
今回のランキングでは、ソフトバンクとウィルコム沖縄がY!mobileで取り扱うルーター「Pocket WiFi 701UC」に関する記事が2つランクインしました。1つは石野純也さんによるインタビュー記事、もう1つは島田純さんによる特徴紹介記事です。
このルーターは、製造元であるuCloudlinkが「GlocalMe」というブランドで販売しているもののY!mobile版です。GlocalMeといえば、外国人旅行客の多い観光地などに行くと、この名前の付いたWi-Fi(無線LAN)アクセスポイントをよく見かけるようになりました。海外旅行用のルーターとして、結構広がっている印象もあります。
その仕組みゆえに、クラウドSIMを使う端末を大手キャリアが自ら扱うことはないだろうと筆者は思っていました。それだけに、大手キャリアの一角であるY!mobileが取り扱うと聞いた時にはものすごく驚いた記憶があります。
701UCはどのようなユーザーに受入れられるのか、しばらく目が離せません。
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