調査リポート
コード決済は「不正利用が怖い」 キャッシュレスに関する調査
リエールファクトリーは、1月7日にキャッシュレスに関するアンケートの調査結果を発表した。普段の支払いでは97%が「現金」を使用している一方、全体の10%ほどがコード決済の「楽天ペイ」「PayPay」「LINE Pay」を利用している。コード決済に対する印象は「不正利用が怖い」が最も多く、次いで「使えるお店がわからない」となった。
「AI-Credit」を運営するリエールファクトリーは、1月7日にキャッシュレスに関するアンケートの調査結果を発表した。対象はランサーズを利用した300人で、男性153人、女性147人。
「普段の支払いで利用したことのあるサービス・支払い方法」は292人(97%)が「現金」と回答。次いで261人(87%)が「クレジットカード」と答え、交通系ICカードが138人。コード決済では「楽天ペイ」が25人、「PayPay」が15人、「LINE Pay」が12人となり、全体の10%ほどが利用している。最も利用されている支払い方法は現金の64%で、クレジットカードが30%となった。
コード決済・QRコード決済の利用開始時期は、全体の5%が「2018年11月以降、12月から」と回答。LINE Pay、楽天ペイ、Origami Payのうち、キャンペーンによって利用を開始したコード決済はPayPayが最多だった。
コード決済に対する印象は「不正利用が怖い」が92人(32%)と最多で、次に「使えるお店がわからない」。一方、13%が「還元率が高い」と答えていて、2018年12月に行われたPayPayの20%還元キャンペーンの影響が考えられる。
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