現金派の約4割がQRコード決済を認知 ネットプロテクションズ調べ
ネットプロテクションズは、7月31日に「キャッシュレス決済に関する意識調査」の結果を発表。実店舗で利用してみたい決済方法TOP3は「後払い決済」「クレジットカード決済」「プリペイド決済」で、現金派ユーザーの半数はQRコード決済に抵抗を感じていないことが分かった。
ネットプロテクションズは、7月31日に「キャッシュレス決済に関する意識調査」の結果を発表した。
本調査は、「atone(アトネ)」のQRコード決済実証実験に関する前調査として実施。調査対象は全国の男女1261人で、調査期間は5月2日〜5月7日。
直近半年間での実店舗(ネットショッピング以外)で最も利用する決済方法は、61%が現金、28%がクレジットカード決済を選択。現金を利用する理由は、57%が「現金での支払いに慣れており、不便さを感じないから」、36.0%が「クレジットカードは使いすぎてしまうから」と回答した。現金の持ち合わせがなかった場合は、69%が「買い控えた」、27.0%が「現金以外の支払い方法でお買い物をした」と答えている。
実店舗での購入時、利用したいと思う決済方法は「後払い決済」が55%、「クレジットカード決済」が37%、「プリペイド決済(電子マネーなど)」が25%。「後払い決済」を選んだ理由は「クレジットカードを使わなくても、後から支払うことができるから」が66%、「購入時に手持ちの金がなくても、お買い物ができるから」が43%、「後から請求書で支払うときに、現金を使うことができるから」が40%となった。
実店舗での買い物で現金を利用するユーザーに「QRコード決済」を知っているか聞いたところ、43%が「はい」、57%が「いいえ」と回答。QRコードの利用に抵抗があるかは「全く抵抗がない」「あまり抵抗がない」「どちらかといえば抵抗がない」が合わせて49%、「やや抵抗がある」「非常に抵抗がある」があわせて51%となった。
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