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KDDIは通信障害をどのように検知してインフラを守っているのか ネットワークセンターに潜入(3/3 ページ)

KDDIは7月23日、東京・多摩市にある通信ネットワークの設備を公開した。名称は「多摩第5ネットワークセンター(多摩第5NC)」で、常にネットワークを監視・運用する。当日、説明されたことをまとめてお伝えする。

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多摩と大阪の2拠点で通信ネットワークを同時に監視

 KDDIは通信インフラを守る技術力を向上させるため、全国に12カ所ある拠点を連携させており、中でも多摩と大阪の2拠点で通信ネットワークを同時に監視する。「設備の異常をアラームとトラフィックから検知して、冗長化された設備の切り替えや切り離しをいち早く行い、サービスを復旧する」(KDDIエンジニアリング 運用保守事業本部 サービス運用本部長 山本智也氏)ことに取り組む。それ以外の拠点では次の障害に備えた措置を講じる。

KDDI ネットワーク設備 通信障害 災害対策
KDDIエンジニアリング 運用保守事業本部 サービス運用本部長 山本智也氏

 サービスの復旧に向けては、実際の復旧作業内容、関連する知識が必要となるため、訓練や技能コンテストを実施している。訓練の開催回数は「年間で約1000回」(山本氏)で、富士山噴火などの大規模災害を想定し、「全社一丸となって行う」という。技能コンテストはエンジニアの技術力向上や、災害現場でも安全を確保した作業を目指すべく実施している。

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エンジニアは基地局などの通信設備の建設から保守まで幅広く担当する
KDDI ネットワーク設備 通信障害 災害対策
訓練や技能コンテストを実施することで、エンジニアに必要な知識を身につけてもらう
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Starlinkの扱えるようにと昨今の環境も踏まえた実地内容となっているようだ

 KDDIが報道陣に多摩の通信ネットワークの設備を公開し、説明会を開催するのは今回で3回目。「つなぐ力」を主眼に置き、日々の生活に欠かせない通信ネットワークを守れるよう、KDDIはいずれ完全に人の手を介さずに時短復旧できる「スマートネットワーク」を目指す。

KDDI ネットワーク設備 通信障害 災害対策
通信インフラの重要性は増している。KDDIはいかなる場合でもつながるような対策や、設備などの整備を推進している

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