キャプテン、癒し系ラジコン飛行船「SKYSHIP」の未来を語る(3/3 ページ)
さて、上空から見下ろす“目”を手に入れたSKYSHIPだが、キャプテンの夢はそこで終わらない。何年か後にはカメラをデジタル化し、コントロール信号を含めた形で“より遠く”にまで映像を送る手段を検討しているという。しかも、これは単にコントローラとSKYSHIPの通信距離が長くなるという意味ではない。
「5年くらい先になるとは思いますが、たとえばBluetoothのような通信手段が玩具に組み込めるような価格になったら使いたいですね。そうすれば、携帯電話やパソコンとつなげることもできる」。
パソコンや携帯電話と繋がれば、プログラミングや遠隔操作といった新しい楽しみ方も生まれる。もちろん、その先にあるインターネットとの接続も容易だ。
「たとえば、SKYSHIPにテレビとマイクを載せてインターネットにつなぎます。単身赴任のお父さんが自宅の飛行船を操作すれば、まるで家の中にいるように動き回りながら、家族とコミュニケーションをとることができるでしょう。また、ガードマンの代わりにもなるかもしれません。ロボットは階段が苦手ですが、SKYSHIPなら問題ないですから」。
こうした用途については、既に大学などと共同研究を進めており、また通信事業者とも話す機会を持っているという。しかし、こうなるともう単なる玩具ではない、立派な実用飛行船だ。近い将来、そんなパーソナルな飛行船が生活を変えることになるのだろうか。
さらにキャプテンは「こんな夢もあります」と言いながら、一枚の企画書を見せてくれた。書類は、同社が毎年2回実施している「タカラの宝アイデア発表会」のエントリー用紙だ。この発表会は、タカラ社員なら誰でも参加できるもので、自分が製品化したい玩具や夢の玩具を語り合う場になっている。
そこにキャプテンが提出したのは……「Q-SKYSHIP」。全長約12メートル。電気モーターと可変式ファクトファン、可変ノズルを搭載し、人間を乗せて飛行可能な小型飛行船だった。
「『チョロQ』を実物にして、一人乗りの電気自動車にしたのが『Q-CAR』です。同じように『SKYSHIP』を一人乗りの飛行船にできたら面白そうでしょ?」。
航空法などの規制が厳しい日本では、飛行船を移動手段として使うのは難しいが、「スカイスポーツ」向けなら市場はあるという。もちろん、今のところは“夢”の域を出ていないアイデアだが、Q-CARの先例もあるタカラだけに、あながち可能性がないとも言い切れないだろう。
企画書には、こんな言葉が添えられている。
「今こそタカラが『日本初の飛行船製造メーカー』になれるチャンスなのです! 冗談と思わず、一度ご検討下さい」。
是非、ご検討を。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「Xが情報収集に役立たない……」熊本地震で不満の声続出 「Twitterを返して」
-
2
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
3
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
4
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
5
はてな、11億円流出の調査報告書を公開 偽警察、口外禁止、残業・休出200時間超、孤立……ほころびが連鎖
-
6
Z世代に聞く次の流行、「AIイラスト」が1位に 「Claude Code」も上位
-
7
携帯各社、熊本の一部で通信障害 震度7の地震で 他社回線につながる「JAPANローミング」開始【追記】
-
8
東野圭吾さん死去、Xなどで追悼相次ぐ 「ガリレオ」など数々の人気作、エンジニアから転身
-
9
NVIDIAやMicrosoftなど30社超、オープンAIの防御ツール共同開発の「Open Secure AI Alliance」設立
-
10
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR