レビュー
日常でもビジネスでもOKな多機能モデル――カシオ「EXILIM ZOOM EX-Z600」(4/6 ページ)
ISO感度はISO50から400で、ブレ低減モードにするとISO800まで上がる。ISO200でノイズ低減処理のためにディテールが少し甘くなり、ISO200と400ではあまり差がなく、ISO800ではシャープネスの処理が加わるようでさらに不自然になる。次の作例を見てほしい。
まずISO100と200の間に差があり、ここでノイズ低減処理がかけられているのが分かる。ISO200や400はノイズはほとんど感じられないが、ISO100の作例に比べるとディテールが少しつぶれているのが分かるはず。さらにISO800にするとノイズ低減処理がより強くかかってディテールがつぶれてしまうため、エッジにシャープネスをかけているようだ。だから線が太い絵のような不自然さが発生する。
でもまあ1/2.5インチCCDを使った薄型コンパクト機のISO800とは思えないくらいノイズを押さえ込んでいるのは確かだ。個人的には有用なモードだと思う。
ホワイトバランスはワンプッシュでのカスタマイズが可能。このクラスでそれができるのはうれしい。AFは中央1点か9点のマルチAFでデフォルトは中央1点。なかなか高速で快適に使える。そのほか、3枚連写するトリプルセルフタイマー、3枚連続してフラッシュを焚いてくれるフラッシュ連写など凝った機能も持っている。
動画はVGAの30fpsで、MotionJPEGのAVIファイル。「EXILM CARD EX-S600」はMS-MPEG4のAVIファイルだが、Z600はMotionJPEGなので動画をよく使う人は注意したい。
バッテリーの持ちは相変わらず優秀で、CIPA規格で約550枚(液晶の明るさが標準の場合)。充電や画像の転送は付属のクレードルで行う。
まあ、マクロがいまひとつ弱いとか、AWBがときどきはずすとか、プログラムオートでは1/8秒がシャッタースピードの下限になるなどカメラ全体の性能としてはツッコミどころはあるけれども、薄くて速くて液晶モニターが大きくて見やすくバッテリーの持ちも最高レベルという非常に優れたコンシューマー向けデジカメなのは確か。気軽に撮れて楽しいデジカメだ。
さらにアングル補正機能やブレ低減モードはお仕事の友にいい。写真で記録を残したい、メモとして残しておきたいとき、この2つの機能はすごく強力だ。
日常を楽しく記録する常用デジカメのみならず、お仕事の友デジカメとしてもお勧めできる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
ソースネクスト、パスワードなぜ平文で流出 「暗号化していたが、鍵にアクセスできるシステムに侵入された」
-
2
スクエニアカウントに不正ログイン、他社で流出の情報使用か 全アカウントのパスワード強制リセットも視野に
-
3
阪急阪神百貨店などの共通ID、ほぼ全会員分漏えい 約126万件 予約サイトに不正アクセス
-
4
家電量販のJoshin、不正アクセスで一部サービス停止 個人情報漏えい「可能性否定できず」
-
5
ニフティ、54万件超漏えいの可能性 光回線の申し込みシステムに不正アクセス
-
6
BASE子会社の漏えい、約2335万人分に 209万人分はクレカ番号「先頭6桁と下4桁」「有効期限」も
-
7
「ゲオ」「セカスト」運営元に不正アクセス 公式アプリや通販を停止、メンテナンス実施中
-
8
「ふるさとチョイス」不正アクセスの疑いでサービス停止
-
9
Anthropic、社内でAIエージェントの稼働時間が人間の6倍に 技術系初級職の採用比率は27%→9%に激減
-
10
「Renta!」停止は「不正アクセスの可能性」のため 詳細は調査中、再開未定
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR