レビュー
ISO1000対応の“正統派”デジカメ――ソニー「DSC-W30」(3/4 ページ)
全体としてレスポンスはよく、モードダイヤルをセットするだけなので、初心者でもかんたんに使いこなせるだろう。面白いのは、画像サイズを選ぶときに、たとえば6Mサイズの時は「Aサイズまでのプリント」というように画像サイズに適したプリントサイズを表示してくれる点。同時に、その画像サイズであと何枚写真が撮れるかも教えてくれるのは便利だ。
コンパクトデジカメにしては珍しく、光学ファインダーを搭載している点は好感が持てる。ファインダーとしては値段相応で、正直「見えるだけ」程度のものだが、直射日光で液晶モニターが見えにくい場合など、光学ファインダーがあるとうれしい場面もあるので、そういった場合にありがたい。
撮像素子は有効画素数600万画素の1/2.5インチSuper HAD CCD。レンズは光学3倍ズームのCarl Zeiss Vario-Tessar。焦点距離は38~114ミリ(35ミリ判換算時)、明るさはF2.8~F5.2といったスペックで、このあたりは一般的なものが、少々テレ端が暗いのは残念。
画質自体はクリアな見栄えのいい写真が得られ、このクラスのコンパクトデジカメとしては優秀な方だ。
高いレスポンス性も見逃せないポイント。起動時間は約1.3秒、シャッタータイムラグは約0.3秒、レリーズタイムラグは約0.009秒、撮影間隔は約1.2秒(いずれも公称)となっており、初心者向けのコンパクトデジカメながら優秀。実際の撮影中もほとんどストレスは感じないレベルだ。
光学ファインダー横には独立した再生ボタンが用意されており、撮影モードがどの状態であっても1ボタンで再生ができる。電源オフの状態でも再生ボタンを押せば再生モードで起動する。逆に再生中でも、シャッターボタン半押しで素早く撮影状態に移行できるのもいい。
背面の液晶は2.0インチの8.5万画素TFT液晶。サイズ、画素数としても最近のものとしては少々不満を感じるところ。サイズと画素数の問題のためか、サムネイル表示も1画面9コマまでと物足りない。
W30は、オーソドックスな機能をオーソドックスにまとめたカメラだ。それでもISO1000までの高感度撮影、使いやすいモードダイヤルでの撮影、2センチまでのマクロ撮影など、基本的な部分は抑えてあり、とんがったところのない分、扱いやすい。カメラに慣れてくると物足りないと感じる部分が出てくるだろうが、あくまで「最初の1台」と考えれば悪くない選択肢だと思う。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「Xが情報収集に役立たない……」熊本地震で不満の声続出 「Twitterを返して」
-
2
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
3
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
4
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
5
はてな、11億円流出の調査報告書を公開 偽警察、口外禁止、残業・休出200時間超、孤立……ほころびが連鎖
-
6
Z世代に聞く次の流行、「AIイラスト」が1位に 「Claude Code」も上位
-
7
携帯各社、熊本の一部で通信障害 震度7の地震で 他社回線につながる「JAPANローミング」開始【追記】
-
8
東野圭吾さん死去、Xなどで追悼相次ぐ 「ガリレオ」など数々の人気作、エンジニアから転身
-
9
NVIDIAやMicrosoftなど30社超、オープンAIの防御ツール共同開発の「Open Secure AI Alliance」設立
-
10
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR