400万人突破のmixi “音楽でつながる”の可能性(1/2 ページ)
ミクシィが運営する日本最大のSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)「mixi」でこのほど、ユーザーがPCで再生した楽曲の履歴を公開・共有する新機能「mixiミュージック」を公開した。同様な機能を持つ音楽コミュニティは国内にも複数あるが、数百万人規模のユーザーをかかえたサービスは珍しく、ビジネスの可能性も広がりそうだ。
SNSは以前から、音楽コンテンツと相性がいいと見られていた。2004年9月には、楽曲共有SNS「レコミュニ」がスタートしているほか、ソニーは、「Sonic Stage」などで再生した楽曲リストをネット公開できるSNS「PLAYLOG」を2月に公開。英国で、iTunesなどの楽曲再生リスト共有SNSを展開しているLastFMは、エキサイトと提携して夏にも国内進出すると発表している。
mixiがこういった他サービスよりも有利な点は、圧倒的なユーザーベースだ。mixiユーザーは5月15日に400万人を突破。5月29日現在、422万人が利用している。このうちアクティブなユーザーは7割、約300万人にのぼるという。
mixiミュージックは現在、有料会員限定で公開しており、6月中にも全ユーザーに無料開放する計画。PCで音楽を聴いていないと利用できず、専用ソフトのインストールが必要などハードルがあるため、同社は3カ月で20万ユーザーを目標にしているが、mixiのユーザーベースを考えると高いハードルではなさそうだ。
数十万人単位のユーザーが一斉に再生履歴を公開すれば、これまでの楽曲販売ランキングとは異なる、「本当によく聴かれている音楽」を見つけ出すことができそう。音楽の聴き方やプロモーション方法にも、新しい可能性が開けるかもしれない。
なぜmixiで音楽なのか
mixiユーザーには音楽好きが多く、全コミュニティの10.3%が音楽関係。メジャーなミュージシャンだけでなく、マイナーなミュージシャンのコミュニティも濃く盛り上がる傾向があるという。「音楽はコミュニケーションのハブになる」――同社はそう確信し、音楽を通じて他のユーザーとコミュニケーションできる新機能を長く検討してきた。
mixiミュージックは、専用ソフトをインストールしておけば、iTuesやWindows Media Playerで再生した楽曲のリストを自動でmixiに送信し、ユーザーページに公開するという仕組み。よく聞いている音楽を他ユーザーに紹介できるほか、友人の音楽の趣味を知ったり、音楽の趣味が似ているユーザーを見つけたりできる。
「参加のハードルが低く、ユーザーのコミュニケーションを活性化するような音楽サービスを作りたかった」――mixi事業部の片山正業事業部長はこう語る。mixiのレビュー機能を使えば、お気に入りのCDの感想などは公開できるが、文章が苦手な人にはハードルが高い。その点、mixiミュージックなら、普段通り音楽を聴いていれば好きな楽曲がどんどん蓄積されていき、好みの楽曲を手間なく紹介できる。
ユーザー同士を交流させる機能も充実している。楽曲には自動でリンクが張られ、同じ楽曲をよく聴いている人を探したり、楽曲にコメントしたりできる。アーティスト名にも同様にリンクが張られ、同じアーティストが好きな人と出会ったり、楽曲ごとの再生回数ランキングをチェックしたりできる。「交流機能やランキングを盛り込むことで、何度も使いたいと思えるサービスにしたい」(片山事業部長)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「食事量は1日1200kcal以下、でも肥満」な人を14日間追跡調査 痩せない理由は……米コロンビア大などの研究
-
2
なぜ酒蔵の許諾なしに? 「VTuberコラボ日本酒」騒動、主催者が経緯説明 仲介者による調整で「準備進んでいると認識」
-
3
かっぱ寿司「配布前のコラボグッズ、フリマで買わないで」 プリキュアコラボ発表日に注意喚起
-
4
本物そっくり“AI生成レシート“が経費精算の脅威に マネフォ「自力で見破るのは難しい」 企業はどう備える?
-
5
「ペンギンを返して」→「3匹全部採用して」 批判殺到のSuica新キャラ、ファンアートが空気を変えた? SNSの声
-
6
「菜の花がおかしい」――イラストレーター制作うたうマラソン大会ポスターに指摘相次ぐ 事務局がAI使用明かす【訂正あり】
-
7
「iPhone Duo」純正ケース話題、「面白いけど高い」……1万4800円と2万4800円
-
8
幻の「ちいかわ」コラボ第3弾皿、捨てちゃうの? くら寿司に聞いてみた
-
9
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
-
10
「ランジェリーパープルじゃない」「買おうと思ってたのに」 iPhone 18 Pro/Pro Maxの色に落胆の声
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR