「mixiの裏技」でパニック バグ悪用でデマ出回る
「他人のページに『足あと』を残さずに訪問できる裏技がある」――SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)「mixi」で11月5日夜、こんなうわさが流れた。だがこの“裏技”を実行すると、他のユーザーが自分のページにアクセスできなくなってしまう不具合が起きる。原因はmixiのバグ。一部ユーザーが実際に実行してしまい、一時パニックに陥った。運営元のミクシィは11月6日未明にこの不具合を修正し、今は騒動は収まっている。
情報は5日夜に「mixiの裏技」「相手のページに足あとが残らない方法」などというタイトルで、規模の大きなコミュニティーにマルチポストされていた。
内容は、自分のページへのアクセスを制限できる「アクセスブロック」機能で特定の設定をすれば、自分の「足あと」(自分が他人のページにアクセスしたことを知らせる機能)が見えなくなったり、友人限定で公開している日記を、友人でなくても読めるようになる――というものだった。
この情報が投稿された掲示板には、最初に投稿したユーザーとは別アカウントで「本当だ」「すごい!」などというコメントが相次いで書き込まれ、信ぴょう性が高い情報であるかのように見せていた。だが、この設定を実際に行うと、すべてのユーザーから自分のアカウントにアクセスできなくなる不具合が発生。これはmixiのバグだった。
投稿を信じて設定を行ってしまったユーザーの一部はパニックに陥り、コミュニティーの掲示板で対策について情報交換した。だが、掲示板上にも悪質なユーザーが出現。修正法と称して、コマンドプロンプトからCドライブをフォーマットする方法や、ドライブ内の全ファイルを削除する方法などを紹介する悪質な書き込みや、ブラウザクラッシャーやトロイの木馬のURLを「対策ページ」として貼り付けるなどのケースもあった。
ミクシィは翌6日の午前3時半にバグを修正し、“裏技”を実行したユーザーの不具合も解消。コミュニティーに書き込まれた“解決策”については「有効な方法ではない」と警告した。午後4時現在、悪質な書き込みをしたユーザーのアカウントや、関連するコミュニティーのトピックなどはほとんど削除されている。
今回の“裏技”を鵜呑みにして実行してしまったユーザーの一部は、反省のためのコミュニティーを複数開設。合計500人ほどが参加し、試した理由を「興味本位」「好奇心」「マイミクではない知り合いの限定公開日記を読みたかった」などと報告。「自分は引っかからないと思っていたのに……」などと悔やむユーザーもいる。
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