プロフェッサー JOEの「Gadget・ガジェット・がじぇっと!」
USBメモリ「Disk Key Secure」はモバイル時代の矛盾を解決するか!?(1/3 ページ)
パソコンショップの店頭や、Webショップのページを頻繁に賑わせているパソコン周辺機器の代表のひとつにUSBメモリがある。筆者が日本国内で初めて発売開始されたUSBメモリ(IBM USBメモリキー)をWebでご紹介したのは、確か7年ほど昔のことだ。
8Mバイト/4800円でスタートしたUSBメモリは、容量拡大を続け、今やギガバイトの世界に入ったが、技術革新の恩恵で、価格は発売当初からほとんど変わっていない。そしては個人/企業を問わず広く利用され、結果としてフロッピーディスクを駆逐し、複数個を所有するユーザーも多い。
個人ユーザーにとってはこの上ない便利さとモビリティを実現してくれるUSBメモリだが、そのアドバンテージを不安がる声も企業側には多い。それは、一社員の小さなミスや誤解から引き起こされる可能性の高い「データ漏洩」による個人情報保護法違反などが大きくフォーカスされているからだ。
本来、モバイルコンピューティングは、その活用価値の総和が、投資額や運用コストより大きければ無条件で推奨され普及して来た。しかし、企業の社会的スタンスを矯正すべく登場した多くの欧米生まれの法律や「企業の社会的責任」という大ざっぱな概念の蔓延は、コストジャスティフィケーション(正当化)だけで進んできたITワールドの技術革新や企業活動に大きなブレーキをかけている。
企業ができれば避けたい「お金でカバー仕切れない面倒な問題」に対する意識の増大は、どこまで本気かは別にして、企業の表面的「個人情報保護至上主義」を創り上げている。
投資や経費は簡単に計算できるが、何処まで連鎖し広がるか判断できない「セキュリティ・リスク」は何故か計算できないという経営者が日本には多いようだ。これは、自分のことは棚に上げて、何かことが起こると、ときに必要以上に追求するテレビや新聞といったオールドメディアの正義感の影響によるところも大きいのかもしれない。とにかく、「個人情報保護」に反するすべてのコトには触れないか、関係しないことが今の国内企業では得策のようだ。
誰もそうは言わないが、少し見方を変えれば、本来、ITインダストリー(情報産業)の食いぶち(市場)を、これまでならば少し遅れてグローバル化を邁進する「法律産業」やその周辺産業に牽制、横取りされていると考えることもできる。
すべてではないが、ある面「法律論理」と「情報技術」の戦いであり、現在のところは「情報技術」を牽引し推進するITインダストリーの負けの時代なのだ。今後は、情報処理の技術革新や工夫により、セキュリティ問題の物理的課題を早期に解決し、社会意識や世論を説得することが必要だろう。
そんな時代に、従来からUSB関連機器を活用し、セキュリティ対策に積極的な十条電子から「Disk Key Secure」と名付けられたセキュリティパスワードで内部データを保護可能なUSBフラッシュメモリーが発売される。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「Xが情報収集に役立たない……」熊本地震で不満の声続出 「Twitterを返して」
-
2
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
3
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
4
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
5
はてな、11億円流出の調査報告書を公開 偽警察、口外禁止、残業・休出200時間超、孤立……ほころびが連鎖
-
6
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
-
7
Z世代に聞く次の流行、「AIイラスト」が1位に 「Claude Code」も上位
-
8
東野圭吾さん死去、Xなどで追悼相次ぐ 「ガリレオ」など数々の人気作、エンジニアから転身
-
9
NVIDIAやMicrosoftなど30社超、オープンAIの防御ツール共同開発の「Open Secure AI Alliance」設立
-
10
「あ、その情報メモしたい!」を叶えるワイヤレスイヤフォン、Nothing「Ear (3a)」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR