特集:薄型テレビにあわせる一体型スピーカー
迫力よりも自然さ、2chにも強いマランツ「CINEMARIUM」(1/3 ページ)
マランツの「ES7001」は、“CINEMARIUM”(シネマリウム)という新たなシリーズ名を与えられた一体型サラウンドシステム。同シリーズにはAVラックとサブウーファーもラインアップされているが、メインユニットとしてはこれが唯一となっており、サイズ違いなどのバリエーションはない。
そもそもマランツは、中上級クラスのピュアオーディオ/AV機器をメインに展開する老舗のオーディオメーカーである。たまにデザイン重視の一体型システムもラインアップしてくるが、基本的には音質重視のコンポーネントが中心。同社にとってこのようなサラウンドシステムはあくまでも傍流で、「マランツサウンドが手軽に楽しめるようになりました」という新ユーザー開拓の布石なのだろうと最初は思っていた。
しかしその内容を見るに、隅々まで手抜かりのないところはさすがマランツと言うべきか。筐体には、こういった製品には珍しくアルミ製キャビネットを採用し、質感はもとより、音質的にも充分な配慮がなされている。そのフロントパネル下部にはシルバープレート、両サイドにはラウンドした光沢仕上げのカバーがあしらわれており、上質さをさりげなく主張。マランツらしいオーセンティックなデザインに仕上げられている。
なお、CINEMARIUMシリーズ対応の別売サブウーファー「SW7001」も、汎用モデルではなく「ES7001」の専用品だ。シルバープレートをフロント下部にあしらった共通のデザインにより、設置時の統一感とスマートさを演出している。
内蔵されるスピーカーの構成は、19ミリツイーターと8センチミッドレンジ、サブウーファー用の12センチがそれぞれ2つずつ。この計6個のスピーカーに、デジタルアンプを1つずつ割り当てて、音質的な劣化を最小限に抑えている。なお単純にユニット数だけを見ると、ステレオ3ウェイシステムのようにも思えてしまうが、独自の立体音響再生技術「OPSODIS」(オプソーディス)を採用することで、サラウンドフィールドを作り上げている。
オプソーディスの原理を説明すると、人間が音の方向を感知する左右の音量差、左右の到達時間の差、頭や耳たぶなどで生じる音の変化を独特のアルゴリズムによって作りだし、サラウンド空間を疑似体験させるというもの。このシステムによってドーム上のサラウンドフィールドが確立され、左右だけでなく上下にも音のスムーズな移動を感じ取ることができるという。
入出力系の豊富さも嬉しいポイントだ。HDMI端子はVer1.1ながら入力2、出力1を装備している。くわえて光デジタルは3、アナログは2系統の入力を用意。マランツ製iPod用ユニバーサルドック「IS201」を使えば、iPodサウンドも手軽に楽しむことができる。出力は、サブウーファー用のほかにマランツのほかの機器と連動させることができるリモートコントロール端子も装備。純正組み合わせでの集中コントロールが行えるよう配慮されている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
2
Anthropic、「Claude Opus 5」公開 Fable 5に迫る性能を半額で――サイバー安全策は緩和、拒否時は自動フォールバックも
-
3
「iPhone高騰」はこれからも続く? 中国CXMTに近づくApple、メモリ競合へのけん制が不発に終わりそうなワケ【後編】
-
4
「ニューロマンサー」実写ドラマ、Apple TV+で2027年1月配信開始へ
-
5
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
6
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
7
海外の新作バカゲー「電車アタック」にマンガ家が感心した理由 ブッ飛んだ内容と完成度の高さ、そして“日本”
-
8
「めっちゃカメレオン」公式Discord乗っ取り 担当者PCがマルウェア感染、管理者が全員BANに 現在は復旧
-
9
暑さ対策が熱い! 「猛暑対策展」で感じた、転んでもただでは起き上がらない日本人のエネルギー
-
10
スーパーに並んだ「ごちゃごちゃ生成AIポップ」が物議 “看板王”こと、きぬた歯科院長「これはアリ」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR