AVアンプ特集
価格に見合った満足度、ヤマハの準フラグシップ「DSP-Z7」(1/4 ページ)
価格帯を問わず、注目度の高い最新6機種を取り上げるAVアンプ特集。第3弾は、ヤマハの準フラグシップともいうべき「DSP-Z7」を紹介しよう。
製品の特徴
DSP-Z7は、10機種近いラインアップを持つヤマハのAVアンプのなかでも、フラグシップの「DSP-Z11」に次ぐポジションを与えられた上級機種。その名が示すとおり、DSP-Z11から数々のテクノロジーを受け継ぎつつ、およそ半額のプライスタグを実現させた意欲作となっている。
外観はDSP-Z11とほぼ同様。中央にキャラクターラインが入り、緩やかなカーブを描いたフロントパネルは、無機質感を上手に除いており、高級機らしい存在感が漂う。ボディカラーはゴールドに加えてブラックもラインアップ。なかでもブラックモデルは、パネルやボリュームダイヤルの細やかなヘアライン仕上げが上品に見えるため、存在感を主張しすぎないところがいい。リビングや現代的な洋風のインテリアであっても、マッチングは悪くないはずだ。
ボディの内部構造にも、かなりのこだわりが伺える。音質に悪影響を与える電気的ノイズと機械振動を抑え込むため、センターフレーム+H型クロスフレームを採用。加えてアナログ~デジタル間の相互干渉を排除したローノイズ電源技術を盛り込むなど、トップシリーズにふさわしい丁寧な造りになっている。
デジタルパートにも、数々のテクノロジーがDSP-Z11から受け継がれている。ビデオプロセッサーは、アンカーベイテクノロジーの統合チップ「BT2010」を採用。アップスケーリングに加えてI/P変換、ディテール強調やMPEGノイズ除去機能などの画質調整機能も備える。またオーディオプロセッサーは、ヤマハ独自のシネマDSP3(キュービック)を搭載。内蔵されるパワーアンプは7.1チャンネルであるため、標準ではサラウンドバックを活用する7.ch再生もしくは5.1チャンネルのシネマDSP3のどちらかを選択することになる。
しかしながら、リアプレゼンス信号専用のプリアウト端子が用意されており、こちらと外部アンプを接続することによって、DSP-Z11同等の(とくに上下方向の)空間表現力をもつ9.1チャンネル再生となる拡張性が用意されている。半額(Z11とZ7の価格差)と数万円(リアプレゼンス用に外部パワーアンプを用意した場合のコスト)で最上位機種と同等のシステムが実現できるのは、嬉しいかぎりだ。
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