ニコ動新版は「原宿」 ポータルっぽく変身、原宿にスタジオ&ショップも
「ニコニコ動画(9)」が10月29日、1年ぶりに大幅リニューアルする。「ニコニコ動画(原宿)」として、トップページが見覚えのあるポータルサイトっぽく変身。新たに、政治経済やエンタメニュースの配信もスタートするなど、“ニコ厨”ではない一般ユーザーにも受け入れられやすいサイトを目指している。
12月には東京・原宿に「ニコニコ生放送」用スタジオ兼ショップ「ニコニコ本社」をオープン。ユーザーとの距離を縮め、リアルな場から“ニコニコ文化”の発信を目指す。
ポータルっぽく刷新 ニコ厨でない人にも受け入れやすく
ニコ動のトップページは従来、動画や生放送、「ニコニコニュース」、イベント情報などさまざまな情報を紹介してきた。ただ動画以外のサービスやコンテンツが増えるにつれ、「内容が“ケンカ”していた」と、ドワンゴの中野真 ニコニコ事業本部事業推進部部長は話す。
新トップページは、従来のニコ動トップページの1つ上のレイヤーに設置し、動画や生放送、大百科など“ニコニコシリーズ”の総合トップという位置づけ。3カラム構成で、左カラムに「動画」「生放送」「大百科」といったメニューを設け、それぞれのサービスにアクセスできる。中央カラムにや検索窓や、新設したニュース、注目の動画などを配置。右カラムにはバナー広告などを置いている。
デザインは「Yahoo!JAPAN」のトップページによく似ており、指摘すると「そう言われるとは思っていたが……」と中野さんも苦笑。「どこをまねした、という訳ではなく、いくつかの候補から一番いいものを選んだ。心の中に『何かに似ている』という抵抗もあったが、一番しっくりきた」と話す。
狙いはニコ厨ではない“一見さん”にも受け入れてもらうことだ。「ニコ動も1800万ユーザーを超え、さらに増やしていくには、mixiやAmebaなど特定のサイトしか使っていないような人にも、『自分とは関係ない』と思われず、受け入れてもらえるようなテイストを意識した」
ニュースを通じて動画を知る
「ニコニコニュース」は大幅に拡張。新たに、ITやエンターテインメント、政治経済など各ジャンルのニュースの掲載を始めた。時事通信などから記事配信を受けて掲載し、ニュースに関連する動画も紹介する。
「今まで、ニコ動にアクセスする人は動画や生放送を見たい人だったが、そうではない一般の人が、珍しい動画に接触するきっかけになれば」。ニコ動/ニコ生関連のニュースも紹介し、動画や生放送の魅力を発信していく。
動画や生放送などの「総合ランキング」も新設。mixiやTwitter、Amebaなど外部サイトでの動画視聴数ランキングを新たに設置し、外部コミュニティーの視点から動画をチェックできるようにした。
総合トップの1階層下にある「ニコニコ動画」トップページは動画に特化。検索数の多い「流行のキーワード」から動画を探す機能などを追加し、動画に触れるきっかけを増やす。
スタンプ――“縁の下の力持ち”に光を
ニコニコ動画の人気を支える“縁の下の力持ち”ユーザーに光を当てる「スタンプ」が始まる。動画再生回数やコメント回数などに応じて、各種のスタンプをプレゼントする仕組みだ。スタンプはプロフィールページに表示するほか、スタンプの“レア度”に応じて「スタンプ経験値」がもらえ、友人と競える。
原宿に「ニコニコ本社」、ニコニコ文化を発信
12月には東京・原宿に、ニコ生スタジオとショップ、ティースペースを併設した「ニコニコ本社」をオープン。「アキバのような“コテコテ”な場所ではなく、ちょっとオシャレな」原宿を拠点に、ニコニコ文化を発信していく。
ビルは、若者が集まる竹下通り近く(東京都渋谷区神宮前1-15-2)にあり、地上3階建て。1階は、ニコ動やニコ生をモニターで見ながらショッピングできるスペース。ニコニコアーティストのCDや、プレミアム会員限定商品などを販売する予定だ。
2階にはニコ動やニコ生がモニターで楽しめるティールームを開設。ニコニコプレミアム会員限定メニューも用意する。3階はニコ生スタジオ。番組の公開生放送を行い、一般ユーザーが観覧できるようにする。地下1階にもスタジオを設置する計画だ。
従来は、ドワンゴ本社(東京・日本橋浜町)や、渋谷のTOKYO FMのスタジオなどで生放送を行っていた。新たに若者の集まる原宿にスタジオを置くことで「ネットではできない、“生主”やスタッフとユーザーとの直接コミュニケーションを図っていきたい」という。
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