今日から始めるデジカメ撮影術
第137回 早春の花とメジロの関係(1/3 ページ)
2月になるとなんとなく花の姿が増え始めて、ああ、春が近づいてきたなあとなるわけである。まだ寒くても、春が見えてきた、って感じで。
今回は特に目立つ花から、菜の花と梅に注目してみた。
菜の花を撮る
春の訪れを代表する花のひとつ、菜の花。あの黄色が青空に映えるのである。ぽつぽつと咲くのではなく、菜の花畑といわれるように「一面に菜の花」的な光景が似合うというもの。
こんな感じ。
一眼レフを持って花を撮るとき、常に意識しなきゃいけないのが、絞りとピント。
まずはピント。ピントの合う範囲(被写界深度)は被写体が近くなるほど狭くなり、また、望遠になればなるほど狭くなるという法則がある上に、花はたいてい立体的なので、ちゃんと合わせたつもりでもほんのちょっとしたことでピントがズレる。
花を撮るときって撮る瞬間に風がふいたとか、シャッターを切る寸前にちょっと手が動いたとか、ブレの原因となる要素はたくさんある。だから撮るときは慎重に。何枚も撮っておくというのも手。三脚があるとなおよし。
これは青空背景の菜の花だったのだが、花って面白いことに背景次第で雰囲気が全然変わる。
背景を他の菜の花で埋めると(つまり同系色で埋める)とほんわりする。
そのかわり微妙な露出や色に神経を使うことになる。アンダー気味で撮ると色が濃く出てクッキリするけどほんわり感が出ないし、オーバー気味で撮ると花びらが白トビしやすくなる(つまり色が抜けちゃう)。日差しを浴びた黄色い花や赤い花は要注意なのだ。
ちなみに背景を暗い色にすると、花の明るい色とのコントラスト差によって、クッキリとした感じになる。
どんな雰囲気で撮りたいかは大事。
さて話を絞り値に戻す。
絞りを開くと前後が大きくボケて、花もディテールがほんわりする。絞るにつれ全体にクッキリしてきて背景もきちんと写り、遠くに山が見えるなあ、菜の花が山の上に咲いているのだなあというのが分かるけど菜の花1本1本がくっきりしすぎていて生々しい感じも強くなる。まあ植物は生々しいものだから生々しくてもいいのだけれども。
で、冒頭の菜の花畑の写真、全体をくっきりさせるとごちゃっとしちゃうし遠くまで菜の花畑が続く様子を出したいので、絞り開放で手前と奥をぼかしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
なぜ酒蔵の許諾なしに? 「VTuberコラボ日本酒」騒動、主催者が経緯説明 仲介者による調整で「準備進んでいると認識」
-
2
かっぱ寿司「配布前のコラボグッズ、フリマで買わないで」 プリキュアコラボ発表日に注意喚起
-
3
「食事量は1日1200kcal以下、でも肥満」な人を14日間追跡調査 痩せない理由は……米コロンビア大などの研究
-
4
本物そっくり“AI生成レシート“が経費精算の脅威に マネフォ「自力で見破るのは難しい」 企業はどう備える?
-
5
「菜の花がおかしい」――イラストレーター制作うたうマラソン大会ポスターに指摘相次ぐ 事務局がAI使用明かす【訂正あり】
-
6
「ペンギンを返して」→「3匹全部採用して」 批判殺到のSuica新キャラ、ファンアートが空気を変えた? SNSの声
-
7
藤井風のリサイタル、公式サイトがインターネット老人会すぎると話題 公民館のチラシみたいだけど東京ドーム開催
-
8
「iPhone Duo」純正ケース話題、「面白いけど高い」……1万4800円と2万4800円
-
9
「ランジェリーパープルじゃない」「買おうと思ってたのに」 iPhone 18 Pro/Pro Maxの色に落胆の声
-
10
松本デジタル相、24.6万件漏えい可能性について説明 「既知の脆弱性を対応前に悪用」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR