“産地偽装”は「言われなき中傷」 2chまとめサイトなどにJAグループ熊本が強く抗議
熊本県のJAグループ熊本は10月19日、ネット上で「福島県産米がJAあまくさの米袋を使って産地偽装している」などという情報が流れているとして、こうした情報を掲載しているサイトに対し「強く抗議する」というコメントをWebサイトに掲載した。
19日のテレビ番組で放送された、福島県の農家が米を廃棄する映像の中で、農家がJAあまくさの米袋に米を詰めるシーンがあり、2ちゃんねるとそのまとめサイトが「福島の農家がJAあまくさ(熊本)の米袋に産地偽装しているのが堂々と流れる」などとテレビ映像のキャプチャーとともに掲載していた。JAあまくさは「言われなき中傷」「JAテレビ放送の内容とはかけ離れ、悪意的ネット配信に対し、大変遺憾に感じ強く抗議します」としている。
19日午前に放送された「とくダネ!」(フジテレビ系)で、東京電力・福島第1原子力発電所事故の影響で福島県の農家が米を廃棄せざるを得ない事情をレポートした際、映像中に米をJAあまくさの袋に詰めるシーンがあった。米を廃棄するために、JAあまくさの使用済みの米袋に詰めたもので、使用済みの袋である印として袋には×印がついているのもはっきり映っていた。こうした使用済み米袋は、各地のホームセンターなどで販売されているものだ。
だが午前10時ごろ、2chに「福島の農家がJA天草(熊本)の米袋に産地偽装してるのが堂々と流れる」などというスレッドが立った。スレッド内では「これは普通に売っている中古の袋」という指摘もあったが、いわゆる2chまとめサイトがこうした指摘を省き、誤認に基づく非難コメントだけをまとめ、さらに「熊本産は危険か」といったレスを強調表示するなどして不安をあおった内容の記事を掲載。この記事がTwitterなどを通じて広がった。
JAあまくさによると、「これを見た一般消費者が、熊本産米への不信感を抱き、購入しないなどの誤解が生じている」という。「福島県でなぜ熊本県産米の袋が使われているのか」という質問も多数寄せられているといい、「熊本県産米を全国に向けて販売しており、販売先で仮に使用済みの紙袋を使用する場合は、農産物検査証明の表示を除去、または抹消することになっている」と説明。違反すると法に基づき罰則が科せられる。JAグループ熊本は「販売先に対し使用済み紙袋に×印を付けるよう指導している」という。
2chまとめサイトはアクセス数も多く、事実の指摘を意図的に省いて掲載した姿勢について、ネット上でも強い批判を浴びている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
Google、プライバシーポリシーに「Gmail」「Googleフォト」のデータを広告に使う例外を追加 回避方法は
-
2
「年齢は合ってますが、人間ではありません」 6歳の飼い猫に届いた“進研ゼミの案内” なぜ届いたのかベネッセに聞いた
-
3
「5年でバッテリーが使い物にならなくなる」は本当か テスラ「モデル3」5年目点検で分かったこと
-
4
GMO熊谷代表「社内ホワイトハッカーが事前に指摘」も対策遅れ、国に「能動的サイバー防御」要請 「責任転嫁では」SNSで批判も
-
5
グッスマに不正アクセス、公式EC閉鎖 会員の住所や注文履歴など漏えいか 再開目処立たず
-
6
ジョーシンへの不正アクセス、最大623万件漏えいか 運転免許証2件・マイナカード1件なども
-
7
野村総研、サイバー攻撃時の「能動的なシステム停止」を支援する新サービス
-
8
タイムズカー流出で顧客らが損害賠償求め運営会社提訴へ サイト開設の弁護士が記者会見
-
9
Xの「いいね」長押しで1ドル送金 マスク氏が“投げ銭”機能を予告
-
10
「漏えい」の一言で素通り客が振り返る──相次ぐ情報流出の中で開幕のセキュリティ展示会 来場者の態度も激変
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR