イヤフォンなのに驚きのノイズキャンセル性能、ボーズ「QuietComfort 20i」を試してみました(2/2 ページ)
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
ノイズキャンセルはいわゆる“遮音”とは違いますが、「QuietComfort 20i」装着時の静粛性は、カナル型イヤフォン以上、カスタムイヤモニ未満といったところでしょうか。さすがに耳型を採取してぴったりのサイズで作り、耳の奥までぐっと押し込むカスタムイヤーモニターの遮音性(-30dBともいわれる)には及びませんが、かなりの威力であることは確かです。
ただ、ウィング形状をしたStayHearイヤーチップは、簡単に安定させることができる一方、耳穴の奥にまでは入らない仕様です。このため、普段はカナル型にコンプライフォームを付けている私には少々心許ない気もしました。逆に、カナルタイプが苦手な人でも使えるかもしれません。
「Aware Mode」(アウェア・モード)の実力は?
「QuietComfort 20」には、今までのノイズキャンセリングヘッドフォンにはない新しい提案があります。それは、NC機能を働かせたまま外の音が聞き取れる「Aware Mode」(アウェア・モード)というもの。マイク付きリモコンの側面にあるグレーのボタンを押すと、アウェア・モードに切り替わります。
では、アウェア・モードは単純にノイズキャンセリング機能をオフにした状態とどう違うのでしょうか。
まず、NCオフで音楽再生も停止した状態(イヤフォンを付けているだけ)にします。ゴーッというエアコンの吹き出し音とBGMの低域が耳障りに聞こえてきました。音楽を停止したままアウェア・モードに切り替えると、低域は抑えられるのですが、今度は店内BGMのボーカルが聞こえてきます。なるほど、人の声が含まれる中域については、単にイヤフォンを付けている状態より聞き取りやすくなるわけです。
アウェア・モードのまま音楽を再生すると、聴いている音楽に店内BGMの女性ボーカルがミックスされて、ちょっと変な気分。それでも、これなら人と話すこともできるし、駅のアナウンスも聞き取れるでしょう。しかもNC機能で環境音のレベルは下げられているため、音楽のボリュームを上げなくてすみます。NC機能の最大のメリットは、ボリュームを必要以上に上げないですむ点ですから、アウェア・モードはそれ利点をさらに生かす機能といえるのではないでしょうか。
もっとも、外の音も聞こえるからといってイヤフォンを付けたまま人と話そうとすると、事情を知らない相手はけげんな表情をして、大きな声で話し始めます(家族で検証済み)。ですから、いくら聞こえているといっても片耳くらいは外すべきかもしれません。
「QuietComfort 20」の販売価格は3万1500円。決して安いとはいえませんが、NCという付加価値の付いた高級イヤフォンだと思えば納得できます。少なくとも、ボーズのNCヘッドフォンは気になっていたけどオーバーヘッド型は苦手と思っていた人には文句なくお勧めできますし、飛行機や新幹線での移動の多い人、騒がしい環境でも集中したい人などにとってはありがたいアイテムです。しかもNC性能はかなり高く、効果も分かりやすいので、友人に付けさせて驚かせるといった楽しみもあります。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「Xが情報収集に役立たない……」熊本地震で不満の声続出 「Twitterを返して」
-
2
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
3
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
4
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
5
はてな、11億円流出の調査報告書を公開 偽警察、口外禁止、残業・休出200時間超、孤立……ほころびが連鎖
-
6
Z世代に聞く次の流行、「AIイラスト」が1位に 「Claude Code」も上位
-
7
東野圭吾さん死去、Xなどで追悼相次ぐ 「ガリレオ」など数々の人気作、エンジニアから転身
-
8
NVIDIAやMicrosoftなど30社超、オープンAIの防御ツール共同開発の「Open Secure AI Alliance」設立
-
9
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
-
10
「あ、その情報メモしたい!」を叶えるワイヤレスイヤフォン、Nothing「Ear (3a)」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR