「ハイレゾ再生のハードルを下げる」、ソニーがHDDプレーヤーなど6機種を発表(2/2 ページ)
2つのスーパーツィーターを備えたハイレゾ対応スピーカー
「SS-HA1」と「SS-HA3」は、「UDA-1」や「HAP-S1」とセットで利用することを想定したスピーカーセット。いずれも前面と上面の2カ所にスーパーツィーターを設け、視聴エリアを広げている点が特長だ。「聴く位置や高さが変化しても音色の変化が少なく、広いエリアでハイレゾ音源を楽しめる」(同社)。
キャビネットは薄く剛性の高いアルミ製で、回折(ディフラクション)を抑えるために角を落としたバッフル形状としている。ウーファーはMRC(発泡マイカ)振動板を採用。3WayのSS-HA1は、130ミリコーン型ウーファーと25ミリソフトドーム型ツィーター、19ミリソフトドーム型のスーパーツィーター2基という構成だ。一方、2WayのSS-HA3は100ミリ径コーン型ウーファーと19ミリソフトドームのスーパーツィーター2基を搭載。いずれもインピーダンスは4オームとなっている。
すべての音源をDSDに変換? ESシリーズのハイレゾ対応HDDプレーヤー「HAP-Z1ES」
ESシリーズの「HAP-Z1ES」と「TA-A1ES」は、「HAP-S1」の操作性をそのままに、セパレート型として音質を追求したモデルだ。
HAP-Z1ESは、1TバイトのHDDを内蔵。PCからの自動コピー機能やジョグダイヤル、タブレットやスマートフォンからのリモート操作などはHAP-S1と共通だ。またDSDのD/A変換方式として理想的というアナログFIRフィルターを搭載。左右チャンネルで独立したチップ構成とし、片チャンネルあたり4個のフィルターユニットを1クロックディレイ差動合成動作させることで、DSD信号の高域ノイズを効果的に低減するという。
ユニークなのは、アナログFIRフィルターを最大限に生かすため、すべての再生信号を一度5.6MHzのDSD信号に変換してから再生するという「DSD Re-mastering Engine」。業務用機器で培ったDirect 8times OversamplingやNoise Shaperなどのノウハウを盛り込んで開発したという。DSD好きのオーディオファンの中にはハイレゾ音源を自らDSDに変換して“アナログ的な音”を楽しむ層も存在するが、HAP-Z1ESではすべて自動的に行ってくれる。なお、この機能は年末のソフトウェアアップデートでオン/オフが可能になる予定だ。
このほか、低位相ノイズ水晶発振器や大容量のツイントランス、ESシリーズで採用されてきたFB(Flame Beam)シャーシを進化させたFBB(Flame Beam Base)シャーシなど随所に音に対するこだわりを盛り込んだ。出力はXLR(バランス)およびライン(RCA)が各1系統。HDD増設用のUSB端子も備えている。
本体サイズは430(幅)×130(高さ)×390(奥行き)ミリ。重量は約14.5キログラム。
一方のTA-A1ESは、新たにFET入力ディスクリートバッファ回路を採用したプリアンプと、新開発の「シングルPP&Hi CURRENT AMP」によるパワーアンプを持つプリメインアンプだ。基本的にはAB級動作の電流帰還型アンプで、新たにボリューム位置に応じてA級動作領域を制御する「スマートバイアスコントロール」を装備。音楽再生時の多くの場合において、音質的に優位なA級動作領域で楽しめるという。定格出力は80ワット+80ワット(8オーム)。
「トーンコントロールなどの機能は省略し、代わりにパーツのグレードを上げた」(同社)というように、各所に高品位パーツを配置した。例えば電源には300VAという大容量トロイダルトランスを採用。巻き線にOFC(無酸素銅)を使い、中音域のクリアネスを改善した。また独立したヘッドフォンアンプを搭載し、8~600オームと幅広いヘッドフォンに対応する(3段切替)。フレームはもちろん新開発のFBB(Flame Beam Base)シャーシだ。
入力はXLR(バランス)を含むアナログ5系統。なお、新開発のスピーカー端子はかなり大きめ。Yラグを接続した際でもはみ出ないサイズにしたという。
本体サイズは430(幅)×130(高さ)×420(奥行き)、重量は17キログラム。
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