世界最大のEVFと徹底したアナログ操作が魅力――富士フイルム「FUJIFILM X-T1」(1/3 ページ)
昔ながらの一眼レフ風カメラデザイン
富士フイルムの新しいミラーレスカメラ「FUJIFILM X-T1」を使ってみた。同社独自の撮像素子「X-Trans CMOS II」センサーを継承しつつ、新開発の電子ビューファインダーを搭載した本格モデルである。
実機を手にしてまず目を引くのは、フィルムカメラを思わせるクラシカルなデザインだ。ペンタプリズム風の台形をボディ天面中央にあしらった上で、その左右にシャッタースピードダイヤルや露出補正ダイヤル、ISO感度ダイヤル、測光ダイヤル、ドライブダイヤルなどを配置。昔ながらの一眼レフスタイルのデザインであり、1970年代に発売された同社の一眼レフ「フジカST」シリーズを連想する人もいるだろう。
外装には高品位なマグネシウムダイキャストを採用する。ボディカラーは黒一色。各種のダイヤルはアルミの削り出しとなり、前面から側面、背面にかけてはシボ革風の素材を張り付けて、手触りを高めている。グリップ部分は大きく膨らんでいて、ホールド感は良好。筆者の大きめの手にもしっくりとなじむ。オプションのハンドグリップや縦位置バッテリーグリップを装着することも可能だ。
シャッターボタンの回りにある電源レバーを回すと約0.5秒で素早く起動し(ハイパフォーマンスモード時)、液晶モニターが表示される。液晶には、3型/約104万画素のチルト可動式TFTを搭載。表示の精細感は高く、発色はクリアだ。屋外での視認性はまずまずといったところ。カメラに顔を近付けるとアイセンサーが反応し、液晶表示から電子ビューファインダー表示へと自動的に切り替わる。
感心したのは、電子ビューファインダーの見やすさだ。世界最大をうたう倍率0.77倍の有機ELファインダーであり、その大きな表示には、のぞいた瞬間にハッとするような驚きを感じた。大きさに加え、表示の精細感や追従性も優秀だ。さらにユニークなのは、マニュアルフォーカスの際に、ファインダーを2画面に分けて表示できること。大きな画面に全体を表示しつつ、小さな画面には部分拡大などを表示できる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
2
Anthropic、「Claude Opus 5」公開 Fable 5に迫る性能を半額で――サイバー安全策は緩和、拒否時は自動フォールバックも
-
3
「iPhone高騰」はこれからも続く? 中国CXMTに近づくApple、メモリ競合へのけん制が不発に終わりそうなワケ【後編】
-
4
「ニューロマンサー」実写ドラマ、Apple TV+で2027年1月配信開始へ
-
5
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
6
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
7
海外の新作バカゲー「電車アタック」にマンガ家が感心した理由 ブッ飛んだ内容と完成度の高さ、そして“日本”
-
8
「めっちゃカメレオン」公式Discord乗っ取り 担当者PCがマルウェア感染、管理者が全員BANに 現在は復旧
-
9
暑さ対策が熱い! 「猛暑対策展」で感じた、転んでもただでは起き上がらない日本人のエネルギー
-
10
スーパーに並んだ「ごちゃごちゃ生成AIポップ」が物議 “看板王”こと、きぬた歯科院長「これはアリ」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR