オーディオ&ホームシアター展
全ての世代にハイレゾを! オーディオ業界のあの手、この手(2/2 ページ)
レトロな3Wayやアナログレコードプレーヤーが復活
一方、もう少し上の世代を狙ったと思われる新製品をティアックとオンキヨーのブースで見つけた。まずは久しぶりに登場するアナログターンテーブルだ。
ティアックの「TN-350」は、光沢仕上げのキャビネットにアルミダイキャスト製プラッターを配したベルトドライブターンテーブル。USBデジタル出力を搭載し、再生したアナログレコードの音をPCに取り込む機能を持っている。5万円前後で11月に発売する予定だ。オンキヨーの「LP-1050」は重厚感たっぷりのレトロ調デザインながら、こちらも5万円前後と見た目より低価格で、2015年春の発売を予定している。
40代~50代男性に注目してほしいのが、オンキヨーのスピーカー「D-77NE」だ。1970年代から80年代にかけて大流行し、当時のオーディオ少年たちを夢中にさせた“大きな3Way”スピーカーを踏襲したルックス。思わず下にブロックを並べたくなる。
実は、オンキヨーは今年の春まで同様のテイストを持つ大型3Wayスピーカーを販売しており、カタログから消したばかりだという。すると多くのユーザーから復活を望む声が上がり、ハイレゾ音源に対応する新製品として企画し直した。価格や発売時期は未定だが、1本10~15万円で販売したいと話している。
懐メロにディスクメディア、PCレスで熟年層を取り込む
さらに上の熟年層は、時間と金銭の両面でもっとも余裕があり、オーディオ業界にとっても重要な顧客だ。しかし、他方でPCの扱いになれない人も多く、PCオーディオ中心のハイレゾ視聴スタイルが適さない面もあった。そうした熟年層にもハイレゾ環境に移行してもらうため、オーディオ協会のテーマ展示やメーカー合同の企画展示ではアイデアを振り絞っていた。
まず1階の受付近くには、従来のディスクメディアと同様に扱えるBlu-ray Discオーディオタイトルをずらり並べた。また、ファイルオーディオでも「ハイレゾで蘇るあなたのヒットチャート」など“懐メロ”タイトルの試聴デモブースを用意して人目をひいた。タイムスケジュールを見ると、「ハイレゾで蘇る石原裕次郎を聴く」「レコード、ハイレゾで美空ひばりを聴こう!」など、熟年層向けのタイトルがずらりと並ぶ。
さらに直接的に“価格”を全面に押し出したコーナーもあった。各メーカーのおすすめシステムを並べ、パネルの最も目立つ場所に総額を提示するという、これまでにはあまり見なかった手法だ。ハイレゾをフックに、システムの買い替えや買い増しを促進する試みといえる。
ハイレゾでにわかに活気づいてきたオーディオ市場。各ブースの担当者も表情が明るいような気がした。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
なぜ酒蔵の許諾なしに? 「VTuberコラボ日本酒」騒動、主催者が経緯説明 仲介者による調整で「準備進んでいると認識」
-
2
かっぱ寿司「配布前のコラボグッズ、フリマで買わないで」 プリキュアコラボ発表日に注意喚起
-
3
「食事量は1日1200kcal以下、でも肥満」な人を14日間追跡調査 痩せない理由は……米コロンビア大などの研究
-
4
本物そっくり“AI生成レシート“が経費精算の脅威に マネフォ「自力で見破るのは難しい」 企業はどう備える?
-
5
「菜の花がおかしい」――イラストレーター制作うたうマラソン大会ポスターに指摘相次ぐ 事務局がAI使用明かす【訂正あり】
-
6
「ペンギンを返して」 Suica新キャラ候補3案公開でSNSに戸惑いの声 一般投票は8日から
-
7
幻の「ちいかわ」コラボ第3弾皿、捨てちゃうの? くら寿司に聞いてみた
-
8
「ペンギンを返して」→「3匹全部採用して」 批判殺到のSuica新キャラ、ファンアートが空気を変えた? SNSの声
-
9
藤井風のリサイタル、公式サイトがインターネット老人会すぎると話題 公民館のチラシみたいだけど東京ドーム開催
-
10
「iPhone Duo」純正ケース話題、「面白いけど高い」……1万4800円と2万4800円
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR