“未来IT”で世界を変える すごい国産スタートアップ
人工知能が洋服を選んでくれる ユーザー7万人突破のファッションAIアプリ「SENSY」が目指すもの(3/3 ページ)
店頭のタブレット端末で客がSENSYを起動し、好みを分析。販売員が好みを把握しやすくするという取り組み。「特に男性は、販売員にぐいぐいと接客をされると引いてしまいがち。そうした人たちに人工知能が接客し、購買に結び付けば」と渡辺CEOは話す。
人間の販売員は、売り場の知識は豊富だが、商品や客の情報を全て記憶するのは難しい。三越伊勢丹HDとの取り組みでは、そうした部分を人工知能がフォローし、販売員は試着の案内など、人工知能が苦手とする細かいアドバイスを担当。「販売員と人工知能は得意分野が異なる。ペアを組むことで、今まで手が回らなかった部分も、販売員がこなせる」。
「人工知能は人間の仕事を奪う」――そんな意見もあるが、SENSYが販売員の仕事を奪うことはなく「バディ(相棒)として、接客の質を向上させる」(渡辺CEO)という。
次に狙うジャンルは「コスメ」?
今後は、日本アイ・ビー・エムが国内提供する「IBM Watson」(日本語版)との連携を予定している。現在は「いまいち」「いいね」いずれかの選択肢でしか服を評価できないが、Watsonとの連携で「明るめの服がよい」といったあいまいなニュアンスを含む自然言語にも対応。人間に話しかけているような、対話型のサービスを目指すという。
ファッションだけにとどまらず、コスメ、食など新たな分野への活用も見込んでいる。
「ファッションと同じように、ライフスタイル全般もまだ十分にデータ活用が進んでいない。センサーで肌の状態などを診断し、人工知能によるレコメンドとうまく組み合わせられれば」(渡辺CEO)
【特集】“未来IT”で世界を変える すごい国産スタートアップ
IoTや人工知能など、最新テクノロジーで私たちの生活を変えようと挑戦するスタートアップ。彼らの新サービスのすごさと、その情熱を伝えます。
特集記事をまとめた電子冊子(PDF)を、特集終了後にプレゼントいたします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
“未来IT”で世界を変える すごい国産スタートアップ
IoTや人工知能など、一昔前には存在しなかった新テクノロジーで私たちの生活を変えようと挑戦するスタートアップ。彼らはクラウドを活用し、従来ならインフラの制約から大企業にしかできなかったサービス開発をものすごいスピードで実現しています。本特集では、「最新ITを用いたスモールスタート」で急加速している国産スタートアップに注目。彼らが打ち込む新サービスのすごさと、その情熱を伝えます。
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
なぜ酒蔵の許諾なしに? 「VTuberコラボ日本酒」騒動、主催者が経緯説明 仲介者による調整で「準備進んでいると認識」
-
2
かっぱ寿司「配布前のコラボグッズ、フリマで買わないで」 プリキュアコラボ発表日に注意喚起
-
3
「食事量は1日1200kcal以下、でも肥満」な人を14日間追跡調査 痩せない理由は……米コロンビア大などの研究
-
4
本物そっくり“AI生成レシート“が経費精算の脅威に マネフォ「自力で見破るのは難しい」 企業はどう備える?
-
5
「菜の花がおかしい」――イラストレーター制作うたうマラソン大会ポスターに指摘相次ぐ 事務局がAI使用明かす【訂正あり】
-
6
「ペンギンを返して」→「3匹全部採用して」 批判殺到のSuica新キャラ、ファンアートが空気を変えた? SNSの声
-
7
藤井風のリサイタル、公式サイトがインターネット老人会すぎると話題 公民館のチラシみたいだけど東京ドーム開催
-
8
松本デジタル相、24.6万件漏えい可能性について説明 「既知の脆弱性を対応前に悪用」
-
9
「iPhone Duo」純正ケース話題、「面白いけど高い」……1万4800円と2万4800円
-
10
「ランジェリーパープルじゃない」「買おうと思ってたのに」 iPhone 18 Pro/Pro Maxの色に落胆の声
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR