思わずファインダーをのぞきたくなるミラーレス、富士フイルム「X-T20」(2/3 ページ)
上位機を受け継いだ2430万画素で高感度にも強い高画質
X-T20はX-T2と同じ約2,430万画素のAPS-Cサイズの「X-Trans CMOS IIIセンサー」を持つミラーレス一眼である。
センサーの名前は長いけど、要するに、富士フイルム独自デザインでローパスフィルターレスでもモアレがでづらく、解像感をあげたCMOSセンサーと思えばOKだ。手ブレ補正はレンズ側で行うためボディ内には持たない(ちょっと残念)。
センサーの中央部(横50%、縦75%のエリア)には像面位相差センサーを持っており、AFは超高速。AF-C時の追従性も高い。これはX-T2と同じだ。このクラスではけっこう破格の性能であり、トップクラスだ。
連写性能はAF追従で秒8コマ。
電子シャッター時は約秒14コマまで速度を上げられるが、電子シャッター時のローリングシャッター歪みはけっこう目立つので、高速に移動する被写体を撮るときはメカシャッターを使うのがお勧めだ。
シャッタースピードはメカシャッターで最高1/4000秒、電子シャッターで1/32000秒となる。
ISO感度は200から12800だが、拡張感度としてISO100からISO51200まで広げることができる。
高感度時の絵をISO6400からISO51200までで比べてみたが、かなり優秀。ISO6400でも十分使えるレベルで、ISO12800でもなんとかOK。他社のミラーレス一眼より高感度時の絵はいい。ディテールがしっかり残っているし、色もしっかりしている。
これは優秀である。
X-T20はX-T2と同様、マニュアル撮影を楽しみたい人向けの操作系で、撮影モードダイヤルがない代わりに、レンズの絞り値をAにするとシャッタースピード優先AEに、シャッタースピードダイヤルのポジションをAにすると絞り優先AEに、両方をAにするとプログラムAEになるという慣れるとシンプルで分かりやすい構成である。
ISO感度だけは専用ダイヤルがないためメニューを介するか操作のカスタマイズが必要だ。さらに、X-T2にはなかった「シーン自動認識オート」モードも用意されている。上面のAUTOレバーを入れるだけで自動的にフルオートになるのだ。
これはよい!
困ったら、あるいは予想外の被写体に出会ってさっと撮りたいと思ったらこのレバーを入れればいいのだから。オートにすると人物・風景・夜景などを自動認識してくれるし。
富士フイルムならではの風合いといっていい。
続いてオートで撮った夜景。自動的に夜景と判断された。まあこれだけ暗ければそうだが、フルオート時はISO3200まで上がる。
もう1つオートで撮ったいつものガスタンクを。
青や緑がすごくきれいに出ること、階調が滑らかなこと、シャドウ部を無理に持ち上げずぎゅっと締めてくること、ディテールがしっかりしていること(これはレンズにもよるが)。
画質面ではさすが富士フイルムの長年の伝統って感じだ。
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