ちょっと気の早い“スマートスピーカーの選び方”(1/2 ページ)
音声入力操作に対応するスマートスピーカーは2017年末から2018年にかけてブレイクが期待されているアイテムだ。オーディオビジュアル機器や白物家電のユーザーインタフェースも、ボタンを手や指でクリックしたり、ディスプレイをタッチして操作する時代から“声”によるコマンド入力に切り替わっていくとも言われ、注目されている。日本国内では今年後半から声で動かすスマートスピーカーが販売される見通し。少し気が早いかもしれないが、上手なスマートスピーカー選びのポイントを確認しておこう。
音声入力に対応するスマートスピーカーには、いま海外で先行して発売されているものを含めてどんな製品があるのだろうか。
米Amazonは独自開発のAIアシスタント「Alexa」(アレクサ)を搭載する「Amazon Echo」と、よりコンパクトな「Amazon Tap」「Echo Dot」の3機種を北米などの地域で先行発売している。参考までにアメリカでの販売価格をAmazon.comの米国公式サイトで調べてみたところ、本稿を執筆している8月20日時点で99.99ドル(約1.1万円)だった。
AmazonはAlexaのソフトウェア開発キット(SDK)を公開しているので、Alexa搭載の他社製スマートスピーカーやスマート家電が発表されているケースもある。一例を挙げると、オンキヨーがアメリカで9月末の発売をアナウンスしている「VC-FLX1」がある。
米Googleはスマートスピーカー「Google Home」をアメリカで発売した。価格は129ドルで、日本でも2017年内に発売すると同社は伝えている。独自のAIアシスタントである「Google Assistant」の日本語版も今年の5月末にローンチされて、Android 7.0/6.0を搭載するデバイスで使えるようになっている。Google Homeスマートスピーカーの日本上陸に向けた足場固めは順調に進んでいるようだ。
Google Homeをビルトインしたサードパーティーのスピーカーについては今のところアナウンスはないが、ソニーは今年のCESでGoogle Homeに対応するホームシアターシステムのデモを行った。JBLもGoogle Homeと連携するワイヤレススピーカー「Playlsit」をアメリカで発売済みだ。
米AppleのiPhoneやiPadに搭載されているお馴染みのAIアシスタント「Siri」を搭載するスマートスピーカー「HomePod」は、今年の12月にアメリカ、イギリス、オーストラリアで先行発売を予定している。アップルの発表によればその特徴はSiriによる音声操作だけでなく、音質にもこだわったところにあるという。予価が349ドル(約3.8万円)と、ライバルのスマートスピーカーより少し高めの値付けになっているのは、その自信の表明だろうか。
もう1つ注目したい製品はLINEの「WAVE」だ。既に先行体験版の購入申込みは締め切られており、価格が1万円と手頃なことからもすぐにソールドアウトとなった。当初の予定からずれ込んでいた購入申込者への出荷時期も8月23日に決まったようなので、間もなく各所で話題になるだろう。
WAVEの特徴は、独自に開発した日本語対応のAIアシスタント「Clova」を搭載したこと。音声操作でLINE MUSICによる音楽再生やLINEのメッセージ入力、スマート家電機器の操作などができるようになると発表されている。ラインアップにはLINEの人気キャラクターをフィーチャーした兄弟モデルの「CHAMP」もある。
これらのスマートスピーカーをインターネットにつなぐと、音声でコマンドを入力してスピーカーそのものを操作したり、クラウドにある音楽ストリーミングやWebショッピングなど、さまざまなサービスが手軽に利用できるようになる。英語での音声入力に対応するAmazon EchoやGoogle Homeは、ネイティブ英語で話しかけることができればかなりスムーズに操作ができて、さらに使い慣れてくるとスマホやタブレットの画面をタップして文字を入力する手間すらわずらわしく感じられるようになると言われている。
では、これらのスマートスピーカーを選ぶ時のポイントを考えてみよう。
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