明日から使えるITトリビア
どっちが正しい? “SDメモリカード/SDメモリーカード”論争に終止符を打つ(2/2 ページ)
結局どちらが正しいのか?
まず、SDカードを共同開発した3社で表記を統一するようなことはあるのか。各社の広報に聞いてみたが、回答は三者三様だった。
東芝メモリ広報 当社では、メモリ関係の製品については表記を「メモリ」で統一しているため、「SDメモリカード」としています。4月に発足したばかりの当社の名称も「東芝メモリ株式会社」となっています。
パナソニック広報 弊社では「SDメモリーカード」を使用しています。
ウエスタンデジタルジャパン広報 (傘下の)サンディスクに聞いたところ、「SDメモリカード」「SDメモリーカード」のどちらでも問題ないそうです。社内では「SDメモリーカード」を使っているそうで、多くのメディアもそちらを使っているとのことです。
まとめると、以下のようになる。規格の正式名称である音引きの「メモリー」の方が多い。
- 東芝→メモリ
- パナソニック→メモリー
- ウエスタンデジタル→どちらでも可(社内はメモリー)
では、SDアソシエーションはどうか。
SDアソシエーション広報 日本語の場合は、基本的に「SDメモリカード」としておりますが、各社で音引きありなし表記が混在していると認識しています。
SDアソシエーションの基本表記は全て英語で「SD Memory Card」と規定しているだけなので、日本語表記については特に厳しく規制していません。
ということで、SDアソシエーションは「日本語表記については特に厳しく決めていない」としながらも、音引きなしの「SDメモリカード」という回答だった。
これまで、英文サイトにある「SD Memory Card」を翻訳する過程で表記の揺れが生じてきたことが予想され、先述したように、SDアソシエーションやパナソニックは「日本語表記については特に決まりはない」というスタンスだ。
東芝は、東芝メモリの売却先を米ウエスタンデジタルがつくる新連合に切り替える方向で最終調整に入ったと報じられたが、これによって「メモリ」表記を変更することもないだろう。
多数決では決着がつかない結果となったが、規格の正式名称である「SDメモリーカード」にならうのが妥当だろうか。
今回の件に限らず、外資系企業の製品やサービスを国内で展開するときは、“アルファベットの大文字小文字問題”も生じる。
「iPhone 4S」と「iPhone 4s」。「YOGA BOOK」と「Yoga Book」。編集部は今日も悩んでいる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
明日から使えるITトリビア
身近な話題や疑問を中心に、明日からすぐに使えるIT関連のトリビアを紹介していきます。
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
2
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
3
GMO、不正アクセス実行犯の手がかりに懸賞金 1億5000万円規模
-
4
auメールで朝から障害 全国で利用しづらい状況に
-
5
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
6
Apple、M6搭載の14インチ「MacBook Pro」発表 AI性能向上、33万9800円から
-
7
GMO、攻撃者の公開情報に「アクセスは絶対に控えて」 悪質な拡散者には法的措置を準備
-
8
IPO目論見書に「AIは人類の存亡リスク」「コードの9割はClaude製」 Anthropicが示した規格外の見立て
-
9
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
-
10
So-net、会員情報約259万件が漏えい 一部メールサービスではパスワードも流出
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR