そもそも“一眼レフ”ってなんだっけ?(2/3 ページ)
ミラーレス一眼には「レフ」がない
さて一眼レフじゃないデジカメはどうなっているか。
こちらはオリンパスのOM-Dのカットモデル。
ミラーレス一眼と呼ばれているレンズ交換式カメラである。
話は単純。レンズの後ろにすぐイメージセンサーがある。
ミラーボックスがないので「ミラーレス」といったのはパナソニックだったか。
デジタル一眼レフは、フィルム一眼レフ時代の構造をそのまま生かして、フィルムの位置にイメージセンサーを置いたものだったが、フィルムカメラではなくデジタルカメラのだから常時イメージセンサーに光を当ててやり、そこから得られた映像を見ながら撮影すればもっと単純な構造にできるというわけである。
と、大げさに書いてるけど、これはコンパクトデジカメやスマホのカメラやビデオカメラが普通にやってることだ。ってことはコンパクトデジカメやスマホも「一眼」じゃないか、といわれると、はいその通りですとしかいいようがないのだが、まあ「デジタル一眼」は「レンズ交換式カメラの総称」みたいに使われてるのでそこはツッコまないのがお約束だ。厳密にいえば、レンズ交換できない「一眼レフ」だってあったわけだし。
さて話を戻すとして、簡単にいえばコンパクトデジカメの流儀をレンズ交換式に応用したのがミラーレス一眼だと思えばいい。コンパクトデジカメというと一眼レフより画質が……と感じるかもしれないが、デジタル一眼レフと同じサイズのイメージセンサーを使えば画質は同じである。何の問題もない。
かくして、世界初のミラーレス一眼をパナソニックが発表したのが、2008年9月のこと。2018年で10周年である。
そのときの発表会の写真があった。
ミラーレス構造によってミラーボックスがなくなって本体が薄くなるという話。
この日から、「フィルムカメラの構造をデジタル対応させたレンズ交換式カメラ」(デジタル一眼レフ)と「デジタルカメラとして一から設計したレンズ交換式カメラ」(ミラーレス一眼)という逆方向からアプローチした2種類のレンズ交換式カメラが誕生したのである。
で、両者の総称として「デジタル一眼」(つまり、『レフ』をつけない)が使われるようになったわけだ。
ただ「ミラーレス一眼」は通称であり、メーカーによって使ったり使わなかったりしており、のちにカメラ映像機器工業会がミラーボックスを持たないカメラの総称として「ノンレフレックスカメラ」という分類を作ったが、一般には「ミラーレス一眼」が定着した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
PHP脆弱性“PoCフライング公開”の経緯、支援財団が公表 混乱広げた企業を名指しで批判
-
2
AIに200万円渡してネットショップを1年運営させてみた──Alibabaの研究者らがシミュレーション 資産14倍の例も
-
3
PHP脆弱性でいち早くサービス停止したコドモン 背景に「被害が出てからでは取り消せない」
-
4
人に注射を打てる「サイボーグゴキブリ」の群れが、がれき下の被災者を救助? 実験成功率72%
-
5
カプコン、1177万件漏えい 不正アクセスで
-
6
「GitLab」に深刻度“最大”の脆弱性 認証なしで任意のコード実行の恐れ、修正版適用を CVSS「10.0」
-
7
高市総理、サイバーセキュリティの本を出していた しかも“PHP”から
-
8
旅行ゲーム「ワールドクエスト」、PHP脆弱性で即日サービス終了 「古い仕組みのため対策とれず」
-
9
認証局eMudhraの中間証明書、秘密鍵が「数ミリ秒」で復元可能な脆弱性 大手各社が緊急遮断
-
10
PHPに「緊急」レベルの脆弱性2件 修正版を日本時間21日深夜に公開へ、事前準備を呼び掛け
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR