スマホで自動運転車を呼ぶ「次世代モビリティ」、NTTデータなどが豊洲で実証実験(2/2 ページ)
都市部で行う実証実験の難しさ
自動運転車を使用する次世代モビリティーは、主に高齢化や人口減少に悩む地方自治体での活躍が期待されている。群馬大学の小木津武樹准教(次世代モビリティ社会実装研究センター 副センター長)は、「過去10回、実証実験を実施してきたが、都市部では今回が初。(自動運転技術だけではなく)オンデマンドサービスの実証実験のためハードルが高く、技術的なブラッシュアップを図る必要があった」と話す。
例えば豊洲駅前にある晴海交差点は片側3車線の広い道路。レーザーセンサーのレーザーが端まで届かず、高層ビルの影響でGPS電波も取得しにくい。さらに急な道路工事も始まるなど悪条件が重なり、「自動運転車に使う『情報地図』を作り込む時間が必要だった」(小木津氏)という。情報地図は、車線や信号など走行に必要な情報をまとめた、いわば自動運転車が参照する地図だ。
「次世代モビリティにとって、最大の課題は地元の理解。今年に入ってからは各自治体が前向きになってきたと感じているが、実際には自治体の他、自治会や教育機関など、さまざまな人達の賛同を得ないと歯車は回らない。今回の実証実験が、(自動運転技術啓蒙の)大きな柱になると期待している」(小木津氏)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「年齢は合ってますが、人間ではありません」 6歳の飼い猫に届いた“進研ゼミの案内” なぜ届いたのかベネッセに聞いた
-
2
GMO熊谷代表「社内ホワイトハッカーが事前に指摘」も対策遅れ、国に「能動的サイバー防御」要請 「責任転嫁では」SNSで批判も
-
3
Google、プライバシーポリシーに「Gmail」「Googleフォト」のデータを広告に使う例外を追加 回避方法は
-
4
Apple、「iPad mini」を大幅刷新 8.5インチOLEDとA20 Pro搭載、防水にも対応 11万9800円から
-
5
「5年でバッテリーが使い物にならなくなる」は本当か テスラ「モデル3」5年目点検で分かったこと
-
6
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
7
ジョーシンへの不正アクセス、最大623万件漏えいか 運転免許証2件・マイナカード1件なども
-
8
グッスマに不正アクセス、公式EC閉鎖 会員の住所や注文履歴など漏えいか 再開目処立たず
-
9
野村総研、サイバー攻撃時の「能動的なシステム停止」を支援する新サービス
-
10
タイムズカー流出で顧客らが損害賠償求め運営会社提訴へ サイト開設の弁護士が記者会見
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR