GarageBandオンザラン
GarageBandにジミヘンとリンゴがやってきたので新iPad Proが欲しくなる(2/2 ページ)
ビートルズのリズム隊が完成
GarageBandの今回のバージョンアップ、もう1つのウリはリンゴ・スターのドラミング再現だ。つまり、ビートルズカバー曲のドラムパートはこれを選べばオッケーということ。ただし、標準ではインストールされないので、追加ダウンロードする必要がある。
iOS版GarageBandではバージョンアップとは別に、ループや音源をダウンロードして追加できる「GarageBandサウンドライブラリ」という仕組み用意されている。ここに、「Songwriter Drummers」という追加音源が登場しているのでこれをダウンロード。ここにParkerというバーチャルドラマーがいる。こいつ(This Boy)は、名前はちょっと違うが、リンゴ・スターっぽいドラムを叩くのだ。
Parkerのプロフィールを見てみよう。
ブリティッシュインヴェイジョンの影響の元、ミュートされたビンテージドラムで、タムのダイナミックなフィルを入れながら、クラシックロックビートを刻みます
Parkerが叩いてくれるドラムパターン(ビートプリセット)次のとおり:
- Backbeat:若きビートルズを描いた映画のタイトルでもある
- Chelsea Boots:ビートルズが襟なしスーツと同じく着用していた靴はチェルシーブーツ
- English Garden:「I Am The Walrus」の歌詞に出てくる
- Mersey Tunnel:リバプールのマージー川の下を通るトンネル
- Mop Top:ビートルズの長髪はモップに似ていることから「モップトップ」呼ばれていた
- Number 9:ホワイト・アルバムに収録されたジョンとヨーコのサウンドコラージュ「Revolution #9」から
- Reel to Reel:日本ではオープンリールと呼ばれる、ビートルズの時代のレコーディングシステム
- The Cavern:ビートルズを育てたライブハウス「キャバーンクラブ」
全てビートルズと関係の深いキーワードだ。ただし、曲との関係はよくわからない。リズムパターンはたしかにビートルズっぽい。
これに合わせて、ドラムキットもLiverpool Kitというのが追加されている。キック、スネア、シンバルなどの音色がリンゴ・スターの愛用ドラムであるラディックに近いものになっている。試しに自分で録音したGarageBandのビートルズカバーをこのドラムキットに入れ替えたら、再現度が高くなった気がする。Liverpool KitはDrummerのParkerが叩いたのではなく、自分で打ち込んだものでも使えるのだ。
ちなみにLogic Pro XにもParker、Liverpool Kitは入っているので、iOS版のプロジェクトをインポートしてもOKだ。
Smart BassにもLiverpoolというベースサウンドが用意されていて、そのアイコンはポール・マッカートニーの象徴ともなっているヘフナー製バイオリンベース。出てくるサウンドはまさにビートルズ時代のポールのベースだ。このLiverpool BassとLiverpool Drum Kit(Parker)を組み合わせれば、ビートルズのリズム隊は最小限の労力で再現できる。きちんとしたカバーではなく、ビートルズっぽくというのならこれで十分だろう。
この勢いでギターにも「Liverpool」を作ってほしいものだ。エピフォン・カジノ、リッケンバッカーの325、グレッチのカントリー・ジェントルマンあたりをアイコンにして。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
GarageBandオンザラン
Appleの初心者向け音楽制作ソフト「GarageBand」のさまざまなTips、情報をお届けする連載。筆者はフジテレビの番組に「GarageBandの達人」として出演し演奏した経験もある。
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「Xが情報収集に役立たない……」熊本地震で不満の声続出 「Twitterを返して」
-
2
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
3
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
4
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
5
はてな、11億円流出の調査報告書を公開 偽警察、口外禁止、残業・休出200時間超、孤立……ほころびが連鎖
-
6
Z世代に聞く次の流行、「AIイラスト」が1位に 「Claude Code」も上位
-
7
東野圭吾さん死去、Xなどで追悼相次ぐ 「ガリレオ」など数々の人気作、エンジニアから転身
-
8
NVIDIAやMicrosoftなど30社超、オープンAIの防御ツール共同開発の「Open Secure AI Alliance」設立
-
9
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
-
10
「あ、その情報メモしたい!」を叶えるワイヤレスイヤフォン、Nothing「Ear (3a)」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR