マスクド・アナライズのAIベンチャー場外乱闘!
AI導入はPDCAから“DGWA”サイクルへ(2/4 ページ)
Dは「Do(実行)」
では、出川(DGWA)サイクルの詳細を説明しましょう。
AI導入におけるPDCAサイクルの問題は、Plan(計画)がまとまらないという点でした。ここで時間をかけて情報収集や会議を行っても、進展はありません。
対して出川(DGWA)サイクルの「D」は、最初に「Do(実行)」です。中には「計画は必要」「リスクが大きい」など否定的な意見もあるでしょう。そこで、出川さんに当てはめてみましょう。
リアクション芸人が熱湯風呂やアツアツおでんを前にすると、まずやることは「殺す気か!」「訴えるぞ!」という否定です。しかし否定はしながら、どんな困難でも必ず「Do(実行)」します。つまり日本社会における「本音と建前」です。
危険な行為ではありますが、そこにはリアクション芸人の“工夫”(ヤラセではありません)があります。仕事でも「無理」「難しい」といわれる状況を現場の“努力”(改ざんではありません)で突破するのです。熱湯風呂やアツアツおでんによるリアクション芸と、工場における品質向上や業務改善には、先人の知恵と経験の積み重ねによって「安全第一」で成り立っているという共通点もあります。
また、「Do(実行)」では小規模かつ試験的なAI導入を推奨します。小規模であれば、試行錯誤が前提となるAI導入を進めやすいからです。
クラウドサービスならば従量課金制なので費用は抑えられますし、一から環境を整える必要もありません。クラウドサービスが全面禁止の会社でも、画像認識などさまざまなライブラリや開発ツールが無償で提供されているので、社内で開発環境を整えてもいいでしょう。ネット接続やツールのインストールも禁止する会社なら、転職を検討しましょう。
弊社に寄せられるAI導入の相談でも、「自力でやってみたけどうまくいかなかった」という事例があります。そういった企業がクラウドサービスを活用すれば自社でノウハウを蓄積できるので、問題点や改善点も見つけやすいでしょう。自力でAI導入に挑戦できる会社は成功率も上がります。
Gは「Go for Broke(当たって砕けろ)」
2番目の「G」は、「Go for Broke」です。意味や表現は複数ありますが、プロレスラーの故・マサ斎藤選手とテリーマン(漫画「キン肉マン」のキャラクター)をリスペクトし、本記事では「Go for Broke=当たって砕けろ」と定義します。業務におけるAI導入を試行錯誤する段階です。
よく誤解されるのですが、他社の成功事例をまねるのは良い手ではありません。自社とは環境もデータも異なるため、同じやり方をまねても成功する保証はないからです。自社業務のAI導入は失敗覚悟の体当たりで挑戦しなければいけません。
ここで、出川さんに目を向けてみましょう。いまも昔も体を張ったリアクション番組に出演していますが、どれも危険な企画ばかりです。危険が故に番組のADが事前に試すことは難しく、出川さんが本番で体を張って挑むしかありません。失敗を繰り返すことで、初めて定番・鉄板となるリアクション芸が生まれるのです。
「Go for Broke」は何度も挑戦すること、失敗を恐れないこと、失敗を糧にすることを指します。AIを活用できる業務を探すにはまず試すしかありませんし、AIは完璧な精度や確実な動作を保証できません。失敗や試作を繰り返してでも、自社だけのAI導入計画で完成度を高めていきましょう。
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マスクド・アナライズのAIベンチャー場外乱闘!
自称“AI(人工知能)ベンチャーで働きながら、情報発信するマスクマン”こと、マスクド・アナライズさんが、AIをめぐる現状について、たっぷりの愛情とちょっぴり刺激的な毒を織り交ぜてお伝えします。
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