オリジナル動画の定額サービス「Apple TV+」スタート
Appleは3月25日(米国時間)に米カリフォルニア州クパティーノにあるApple円盤本社、Steve Jobs Theaterで約1000人の関係者を集めてAppleスペシャルイベント「It's Show Time」を開催した。
Appleは従来のNewsアプリに300を超える雑誌を加えた「Apple News+」を発表した。キュレーターにより選び抜かれた記事を月額9.99ドルで購読できる。家族で共有もできる。予想されていたようにWall Street Journal紙も加わる。新聞としてはLA Times紙も参加する。米国ではすぐに公開され、次にカナダ、さらに英国、ヨーロッパに広げる予定。言語としては英語とフランス語を予定している。
AppleはApple Payと連動したクレジットカード「Apple Card」も発表。Apple Payと同様に使うことができる。使用履歴はAppleマップとも連動してWalletの中で管理できる。Apple Payによる支払いで2%、Apple製品の購入で3%のキャッシュバックが得られる。Goldman SachsとMasterCardとの提携によるものだ。今夏、米国でスタートする。チタン製で、名前以外の情報がない、物理カードも用意した。
ゲームのサブスクリプションサービス「Apple Arcade」もスタートする。開始時には100本以上の、移植ではない新作ゲームをApp Storeからアクセスして楽しめる。iPhone、iPad、Apple TV、Macのどれでも使うことができる。広告やアプリ内課金もない。今秋、150カ国以上でローンチする。
長らく噂されていた動画定額サービスも「Apple TV+」として開始する。視聴するためのApple TVアプリはiPhone、iPad、Mac、Apple TVなどのApple製デバイスだけでなく、米国で最も使われているセットトップボックスであるRokuをはじめ、Samsung、ソニーなどのスマートテレビでも利用可能になる。このアプリ内に設置した、Apple TV channelsで、HBOやAmazon Prime Videoをはじめとする様々なサードパーティーコンテンツをアラカルト方式で購読できるようにし、さらにAppleオリジナルの追加コンテンツとしてApple TV+を用意するという、ちょっとひねった構造だ。
通常ならばこうした発表会で出されるような大物新製品はイベントに先立つ3月18日から3日連続で次々と投入された。「新iPad miniと新iPad Air」「新iMac」「新AirPods」がそれだ。今回、AppleはApple Musicに続くサブスクリプションサービスにフォーカスした。
Appleのオリジナル動画サブスクリプションプラットフォームでは、数多くのハリウッド重鎮がApple専用コンテンツ作りに参加することが決まっている。スティーブン・スピルバーグ監督率いるAmblinは懐かしのSFドラマ「Amazing Stories」テレビシリーズを制作する。
人気ドラマ「フレンズ」主演の女優、ジェニファー・アニストン、人気女優リース・ウィザースプーンの2人が主演するオリジナル番組「The Morning Show」では一際大きな歓声が上がった。
司会者というだけではなく世論をリードするオプラ・ウィンフリーは、オリジナルのドキュメンタリーを制作する。
Apple TV+は100カ国以上で、今秋スタートする。月額料金などは現時点では決まっていない。
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